子どもの人生

>人生ってなんなんでしょう
人生という言葉の意味は、人が生まれて死ぬまでの期間と、その間の生きてきた姿を指すはずです。其れは心理学者に任せるとして、不登校の子どもへの対応をしていて、子どもという成長の段階で人生という物を考えてみます。子どもの成長の姿とは
1)親が許容できる範囲で、親の希望する姿で成長をする
2)親が許容できなくても、子どもの希望する姿で成長をする
多くの子どもは1)の形で成長をしていきます。現在の日本社会はこれを求めていますから、常識的な成長ですし、多くの親はこの姿で子育てをしています。親が希望する姿で成長をして大人になってくれる子どもは、親にとってありがたいです。親として自慢ができる子育てになります。けれど、現在の子どもを取り巻く環境の変化は著しいです。その変化に親がついて行けなくても、一応子どもが親の許容できる範囲で成長をして大人になってくれたら、その親なりに納得がいく子育てになります。どちらにしても、子育てという意味の範囲では、親は納得がいく人生を送れたとことになります。

不登校などの心が辛い子どもは2)の形で成長をしようとします。2)の形での成長を多くの親は許せません。子どもを1)の形にしようとしますが、子どもは其れを許容しないのが2)の形です。その結果、子どもは親の要求(ほとんどの例で子どもにとって辛くて行かれない学校に行かせようとする)に従おうとしません。その親の要求に対して、子どもが暴れたり、家の中で暴れなくても学校や町の中で他の人に迷惑をかける行動をするようになります。自殺をしたり、自殺をしたり、心の病の症状を出すようになります。親は自分たちの将来、子どもの将来にとても大きな不安を持ち、何とかして解決しようとします。

この2)の姿の子ども達の将来を考えて、親も子どもも最終的に納得できる人生を送れるように相談に乗るのが、私たちの役目です。現実には、子どもの心が辛い間の対応が1)の子どもへの対応と全く異なるので、親も子どもも納得した人生を送られなくなる場合が多いようです。心が辛い子どもの心に沿った対応をしなくてはならないのですが、其れを多くの親や大人は理解できないのです。