家庭内で大切なこと 続き

>無理やり学校に行かせないとか学校や勉強の話しをしないくらいのことはできますが、毎日生活している以上、子どもが嫌悪刺激を全く受けないでこの先の人生を送ることは不可能だと思います。
心が元気な子供では、母親の思うような子育てが出来ます。心が辛い子供では、嫌悪刺激から完全に守ってあげる必要がありますし、母親が常識をすれれば其れが可能になります。
是非心が辛い子供(小児脳科学心理学A14に書かれています)を読まれてみて下さい。ここでは書ききれないので、御願いします。分からなければ質問をしてください。

>心が辛い子どもには大人の常識は通用しないということですから親や先生が嫌悪刺激だとは思ってもみないことに子どもは嫌悪刺激を受けFecorを生じている訳で、親が嫌悪刺激を与えないよう何も言わずに気遣うだけでは気づかぬところで嫌悪刺激を与え続けている可能性がありますし、かといって親や教師が気を使い子どもに何も話さずに一緒に過ごことは不可能な訳で、それでは心が辛い子どもはもちろん、心が辛くない子どもでさえも、いつ不登校やひきこもりになるかわかりません。常識が通用しない訳ですから。
今まで不登校などの心が辛い子供でなかったなら、このようなことを考えなくて良いはずです。心が元気な子供ですから。しかし、子供に何か今までの子供と異なることがあるなら、子供が不登校にならなくても、何か心に辛いことがあるのかなと、母親の立場でなくて、子供の心の立場で、つまり其れは大人の判断でなく、子供の判断を尊重して感じられたら、お子さんに何か辛いことがあるかも知れないと考えて、お子さんの姿を見ていって頂きたいと思います。

>原理18) 心の抵抗力、つまり嫌悪刺激を受けても嫌悪刺激を回避する回避法を学習させてあげなければ体が成長したとしても心は一生ずっと「心が辛い子ども」のままだと思うのです。
心の抵抗力をつける前に、心が元気な子供にしてあげる必要があります。心が元気な子供にこの原理18が当てはまります。

>この回避方法を学べなかった子、つまり母親との信頼関係が無く心のエネルギーが無くなった子、母親から心のエネルギーを補充できなかった子が不登校になる、不登校を再発した、という理解で正しいしょうか?
これは心が辛い子供、またはそれに近い子供の記述ですね。
原理18は、心が元気な子供がFCRを再燃させない方法ではなくて、FCRが機能をしない子供が、嫌悪刺激を受けて其れで新たなFCSを学習しない方法です。

>心が元気になった、というのは子どもの言葉ではなく、行動や意欲で判断できるということですが、毎日学校に通えるようになって、友達との約束が楽しみで家を飛び出していくようになった子、休日にはアスレチックに行くのを楽しみにしている子、毎日母親に行ってきます、ただいまを元気に言う子、母親に一緒にゲームをしたり、本を読んでとねだる子、母親の手料理を食べる子、母親と布団を並べて一緒に寝る子を「心が元気になった子」と判断して、漢字の練習はできるところだけママと一緒にやってみようか、塾に行ってみる?と声をかけたのは間違いだったのでしょうか。
不登校などの心が辛かった子供がこの姿になったという意味ですね。この姿を見て、お子さんの心が元気になったというのは間違いありません。このMSGの中に、お子さんがよい子を演じていると私が感じる物はありません。それでもよい子を演じている可能性はないとは言えませんので、先周りをしないで、つまり普通の子育てをしないで、お子さん発の意思を尊重する対応をして頂きたいと思います。その意味で、提案、先周りはもうすこし待たれた方が良いと思います。心が辛かった子供(不登校だった子供)が心が元気になってきた場合にかかる時間は年の単位だと思ってください。子供が元気そうに見えるようになっても、一年以上はよい子を演じているのではないかと、母親だけは思っていてください。それほどよい子を演じている子供を見分けるのは難しいです。

>どれもこれも「よい子を演じていた」のであれば、もう子どもには何も言えません。何も提案できません。
基本、母親が何も言わなくても、何も提案をしなくても、子供は母親の思いを感じ取って成長をしてくれます。ですからしなくて良いのですが、子供がはっきりと心が元気なら、ごく普通に何かを言っても良いし、何かを提案しても良いです。

>あるいは、そもそもまだ心が辛い子どもだったというのであれば、もう何も言いません。今後、子どもの心が元気になったと判断できることもないと思います。
幼いときから元気だった子供、幼いときからここで言う心が元気で無かった子どもと居ます。後者は殆ど居ませんし、いたとしても其れは直接FCSによる不登校ではないです。その対応はFCSを配慮しない対応の仕方になります。

幼いときは元気だったけれど不登校になって、御母様の対応で元気になった子供には、本当に心が元気になったのか、それともよい子を演じているのかを見極める必要があります。但しこれは大変に難しいので、無難な方法は子供がよい子を演じていると考えて対応をした方が間違いがありません。その対応法は、子どもを見ない、言わない、母親の笑顔、です。登校刺激を取り除いて、後追いです。