<質問>

では、大本の本能の情動があり、それが強いというのは?そういう性質をもって、生まれた来ただけ、ですね。
不登校になるこどもは、よく、敏感だとか、繊細だとか、気にしすぎるとか、言われます。
それ以前に、ひとより高い感性をもっていて、無意識に無自覚に、情動を生み出しているのですか?
でも、体内の感覚を感じとるのは、大事ですよね。何か変、何かおかしい、大人でも、薄々きづいていて、でも、意識的にどうにかできると無理をして、結局は、体のほうが、正直だったという経験は、多くの人がしていると思います。

<回答>

>では、大本の本能の情動があり、それが強いというのは?
>そういう性質をもって、生まれた来ただけ、ですね。
其れもないとは言いません。証明をしようがないからです。
其れよりももっと重要だと私が判断していることは、嫌悪刺激=情動の回避系は、相乗効果があると言うことです。親が気づかないうちに、乳幼児の頃から嫌悪刺激を経験すると其れにより子供は回避系の反応を示します。その反応を問題視してその回避系の反応を常識的な反応に正そうとすることで、逆行動の法則が成立して、ますます回避系の反応を強める様に脳はなっています。その結果、乳幼児期を終えた頃に親が子供の性格として気づく物になります。

今回静岡県の保育園で保育士の1歳児の虐待がありました。その影響は直ぐに分かりませんが、この後経験するその幼児の経験によっては他の幼児にない逆行動の法則が成立してしまう可能性が高くなります。

不登校になるこどもは、よく、敏感だとか、繊細だとか、気にしすぎるとか、言われます。
子供の性格からその様なことがある可能性もあります。けれど不登校になる子供は、就学前はごく普通の、他の子供達と同じような性格で、学校に入学している場合が多いようです。
つまり其れは子供が入学して色々な経験をした結果論であり、原因ではありません。子供には学校を好むという本能があります。その本能が機能をしなくなるほど子供が辛くなっています。其の本能が機能をしない状態に子供の心がなっているのです。

>それ以前に、ひとより高い感性をもっていて、無意識に無自覚に、情動を生み出しているのですか?
そうです。乳幼児の時期に嫌悪刺激について、逆行動の法則が成り立っていたのを親が気づかなかったばあい、入学してから大人が気づいていない色々な辛い経験を重ねることでも、嫌悪刺激に敏感になって居ます。嫌悪刺激には相乗効果があることを大人や先生方は知らないことに起因しています。

>でも、体内の感覚を感じとるのは、大事ですよね。何か変、何かおかしい、大人でも、薄々きづいていて、でも、意識的にどうにかできると無理をして、結局は、体のほうが、正直だったという経験は、多くの人がしていると思います。
その通りだと思います。そして、その解決を今の医学では出来ません。基本的には母親しか出来ないようです。あくまでも基本的です。母親だと効率的という意味です。