ある不登校の子どもの母親からのメールです。
＜質問メール＞
ブラスバンドの部活以外にも原因があるとは、考えもしなかったので。いろんなことを、多角的にもう一度思い返してみようと思います。
本人の辛い物を取り除いてあげたいです。本人にそれとなく聞くのも、難しいですね。落ち着いているときに話すのですが、またすぐ体調が悪くなってしまって。
＜回答＞
大人の常識では、原因を求めて、其れを解決して、不登校問題を解決するというのが常識ですが、其れが不登校の子どもをとても辛くして、不登校問題の解決が出来ません。
＞ブラスバンドの部活以外にも原因があるとは、考えもしなかったので。
程度の差はありますが、色々な学校内のことが、お子さんの不登校の原因（子供の記憶に残っていない場合が多い）になっていて（その段階が不登校分類２）それらの結果、学校自体が辛いことになっている（不登校分類３）になっています。不登校分類３になっていると、学校で実際に辛かった具体的なことも学校と繋がりますから、学校という概念、学校そのものと同じだけ、子供は辛くなります。
＞いろんなことを、多角的にもう一度思い返してみようと思います。
色々なことを思い出しても、解決になりません。解決しなければ御母様の混乱の原因になるだけです。ですから止められた方が良いです。
＞本人の辛い物を取り除いてあげたいです。
登校刺激を取り除けば良いです。現実に学校そのもの、学校という概念、学校を連想する物を取り除くので良いです。過去は問題になりません。
＞本人にそれとなく聞くのも、難しいですね。落ち着いているときに話すのですが、またすぐ体調が悪くなってしまって。
登校刺激になること、辛いことの再経験になること、この二点が原因です。お子さんに過去のことを聞かない方が良いです。
