何も言わないだけで

小3で不登校になり、現在小5です。今までは部屋の中に引きこもり、怒鳴り声や、壁をたたく音ばかりでしたが、昨年半ばより、息子を学校に行かす対応を止めたところ、最近になって部屋の中から笑い声が聞こえてくるようになりました。現在は食事の時に声がけをしているだけです。入浴もしませんし、衣類も着替えません。どのような生活をしているのか分かりません。

母親として、大変に疲れて、半分諦めざるを得ませんが、あるカウンセラーから、其れが息子には良いんだと聞き、驚いています。

<解説>

>今までは部屋の中に引きこもり、怒鳴り声や、壁をたたく音ばかりでした
とても強い登校刺激が加わっていたのでしょう。其れはきっと御母様が息子さんによかれとしてした声がけで、息子さんが登校刺激を受けたのだと思います。

>昨年半ばより、息子を学校に行かす対応を止めたところ、最近になって部屋の中から笑い声が聞こえてくるようになりました。
御母様の声がけが無くなってきたことで、その分登校刺激が減って、息子さんの心が楽になってきたサインだと考えられます。ゲームやネットを楽しめるようになっているようです。

>現在は食事の時に声がけをしているだけです
これも先周りをした対応です。トイレは部屋の外の様子を見ながら言っているようですから、空腹も部屋の外の様子を見ながら食べに出るはずです。ですから止めた方が良いでしょう。

>入浴もしませんし、衣類も着替えません。どのような生活をしているのか分かりません。
常識に反しますが、其れで良いですし、今は其れが良い段階です。

>母親として、大変に疲れて、半分諦めざるを得ません
御母様としてはあきらめになったのでしょうが、息子さんから見たら、登校刺激が減って心がとても楽になったはずです。その意味でこの御母様の姿は、今はこれで良いですが、やがて息子さんが部屋から出てきて顔を合わすときが来るでしょうから、その時は御母様の笑顔を、作り笑顔でも良いですから、笑顔を、御願いします。其れで息子さんは、疲れて半分諦めていたとは感じないと思います。

>其れが息子には良いんだと聞き、驚いています。
不登校などの心が辛い子供には、それほど非常識な対応が必要なのです。