心が辛い子供への母親の対応

不登校引きこもりの娘です。最近、母親が待つだけの対応に変えたところ、娘は一日の殆どをリビングで過ごすようになりました。私の作ったごはんを美味しいと食べます。言葉では、自分で作るよ!と言ったりします。マクドナルドが食べたいと言えば私は直ぐに買いに行きます。要望が増えました。私の背中にベタベタ甘えたり、お風呂に一緒に入ろうとか、頭を洗ってとか、一緒に寝ようと誘って来ます。寝る時は腕枕を要求します。"大好き。ママの子どもでありがとう"と、抱っこしてさすりながら寝ます。一緒に寝なくて良いと言われたら放っておきます。部屋も定期的に片付けて窓を開けて換気をしているようです。ゲームの動画を撮り編集をするのに前から凝っていましたが、更に精度を上げて腕を上げたいと言うので、前から欲しかったゲーミングpcを誕生日もあり買うことにしました。娘の感性や拘り(前は問題と思っていた細かいところに拘り妥協を許さない感性です)が存分に発揮され、その動画は何かのコマーシャルを観ているかのような感動があります。娘にそう伝えると嬉しそうでした。

<解説>

一見子供に我が儘を許可しているようですが、今の母親は子供発の意思を尊重して、子供との間の信頼関係を高める対応を続けているようです。不登校、引き籠もりなど、心が辛い子供にはこのような姿が必要な時期があります。このようにして母親と子供との信頼関係が出来ると、子供の方で母親から離れていきます。子供の方で心が辛くなり、母親を必要と判断したときには母親の方へ近づいて行って、母親によって辛い心をいやします。そして又母親から離れていきます。
大切なことは子供から母親を求めてきたときにはこのように我が儘に見える対応が必要ですが、母親から先周りをしてこのような対応をしたときには、子供の心が元気になったときには、所謂我が儘な子供になってしまいます。母親は子供発の意思、子供発の希望を、感じ取ってそれを満たしていくことです。