子供の発達障害

>友人の子供が発達障害だと行政より判定され、療育に通った結果、友人の希望する様な成長が見られたからかと思います。
子供が発達障害と大人から考えられてしまう場合には次の二通りがあります。
その一つは、子供が持っていた性格が、大人社会に適していなかったという場合です。子供の場合性格は意識的に調節できません。又、日本文化では発達障害と診断されても、文化が異なる外国では発達障害だと診断されない可能性もあります。また、子供には子供がおかれている環境に順応しようとする本能があります。ですから、大人が発達障害の症状を出す子供をそのまま受け入れて、子供の成長を待つことで、子供自身が発達障害の状態で無くなります。
その二つは、子供自身はそれまでの性格から発達障害の症状を出していなかったのが、何かの機会から発達障害の症状を出し始めた場合です。この場合に子供は何かとても辛い経験をしたはずでしょう。その辛い経験から回避するために、回避行動として発達障害の症状を出す場合です。以前にも申し上げましたように、ほ乳類は嫌悪刺激を受けると、嫌悪刺激を受けている状態だと、まず逃げようとしますが、逃げられない時には荒れたり問題行動をします。それが子供について、発達障害の症状です。ですから、子供に加わっている嫌悪刺激を取り除くことで、発達障害の症状は時間の経過とともに軽減し、消失していきます。