コメントの質問にお答え2

>心配しているのは、つい先日、知能が境界知能に近い(全体IQ86-87)ことと自閉スペクトラム(強いて言えばアスペとのこと)との診断を受けていることです。
問題点を列挙してみます。
知能テストや自閉症テストは人間が作ったもので、必ずしも100%正しいという保証はありません。
知能テストや自閉症テストは、心が辛い子供が受ける場合、その心の状態によりその数値が変わってきます。特に自閉症テストでは、検査を評価する人によりその結果が異なってきます。参考にできても必ずしも子供の本当の姿を評価しているとは限りません。心が辛い子供ではしていないと考えた方が、子供のためになります。

>家で心を元気にして子どもが再登校できるようになったとしても
学校を利用しない成長の仕方があります。子供の場合、学校が子供の心を苦しめている場合が多いので、学校が子供を苦しめている場合には、子供から学校を取り上げた方が、子供の心が元気になり、生き生きとした社会生活ができる大人になれます。生き生きとした社会生活ができるようになると、子供は大人になったときに自分で自分の問題を解決して、自分の職業を切り開きます。

>また同じような辛さの再体験を今後、学校に限らず、社会の中で繰り返していくのではないか、学校という不登校に限らず、社会に適応していくのが難しいのではないか、うつやひきこもりなどの二次障害につながりやすいのではないかと心配です。
それは子供の心が元気でない場合です。子供の心が元気な場合には、その子供なりの将来を切り開き、社会的に順応をした大人になれます。

>世の中の不登校やひきこもりでお悩みの方で、就学前には問題がなかったのに、就学後に不登校になったとか、クラスになじめないとか友達の中に入れないとか、何か理由がはっきりしないけど学校生活に適応できないという場合にはこの知能の問題が関係しているケースが少なくないのではないかと感じています。
知能に問題があるときには就学前から、母親なら気づけます。子供には本能がありますから、その子供の本能が機能をしている限り、子供は子供社会に順応しようとして成長をしてくれます。子供の心が辛いと子供の本能が機能をしなくなりますから、ご心配のようなことを生じます。大切なのは子供の元気さであり、子供の心が元気なら、子供が持つ本能から学校の問題、性格の問題を子供の方から解決します。その解決の際に子供は母親を参考にしますから、母親がご自分に自信があるなら、子供の姿が母親の求める姿と異なっているとき、子供の心が辛い状態にあると考えられます。子供の心を辛くするのは、母親が子供を虐待していない限り子供社会、すなわち保育園、幼稚園、学校です。

>息子も5年生になるまで保育園、幼稚園、学校の先生、教育委員会の心理士さん、どなたからも指摘されたことはありませんでした。明らかな違和感や多動多弁などもなく、穏やかで優しく理解力もあり一見何も問題なく普通なのです。漢字が書けないこと以外は。就学前は好奇心旺盛で活発で周りの子より何でもできるタイプでした。
それは息子さんが学校で辛くなったために、知能テストが子供の知能を反映しなかった可能性、自閉症テストで自閉症と判断されてしまう反応の仕方になったと考えられます。つまり知能テストや自閉症テストを信じなくてよいという意味です。お母様はそれらの結果を気にしないで、息子さんの心を元気にする方法を考えられた方がよいです。

>小1後半から数回行き渋りが始まり、その後小2の3学期から小3ずっと不登校で、小4から再登校して1年経ち元気に過ごしておりました。この1年、漢字の書きが極端に苦手なこと以外は問題なく過ごしていて特に小5になってからは勉強も意欲的で安心していたのですが、漢字の書きだけだけ極端にできない点が気になり
お母様の理解では息子さんはそれまで心が元気だったと理解されていらっしゃるようですが、息子さんは小学一年生よりだんだん心が辛くなり、その心のつらさに耐えて小学校に行き続けていた(その結果いじめを受けやすくなっていました)と考えられます。小学校に再登校したときでも、心は不登校で、息子さんなりによい子を演じ続けて小学校に通い続けていたと推測されます。お母様が息子さんのよい子を演じていた姿を見抜けなかったのは仕方がないことです。現在息子さんは小学校1年生から学校で苦しみ続けていらっしゃるので、その息子さんの苦しみから息子さんを守ってあげる必要があります。知能テストや自閉症テストの結果にこだわっていらっしゃると、息子さんの持って生まれてた息子さんなりの能力や成長を見失いかねません。息子さんなりの能力や成長は現在の知能テストや自閉症テストでは、評価できません。息子さんの心が元気になったら、この問題は息子さん自身で解決できます。お母様は、そのように解決する能力を持っている息子さんを信頼してあげる必要があります。

>書字障害を疑いゴールデンウィーク明けに発達検査を受けたところ、上記の診断で、書字障害というよりは知能の低さ、遅れによる影響が大きいだろうとのことでした。
心が辛い状態の息子さんでしたから、その結果はいかに息子さんの心がつらかったかを表しているだけで、各テストの意味はないと考えられます。

>言語と知覚推理は平均値で、理解力や会話は問題ありませんが、ワーキングメモリが84、処理速度が73と境界域で、先生の説明を聞きながら板書をノートに写すとか漢字や比較的長い文章を書くことができません。本人も苦しそうです。
苦しそうなのは、今学校や勉強に関することを要求されると苦しい場合、今の息子さん自身とお母様との関係が苦しい、お母様の対応が苦しい場合、現在心が辛くて苦しい場合、などの総合した姿ではないかと思います。

>書くことが苦手なのでテストの点数はいつも悪く、ワーキングメモリと処理速度が低いため、学校の勉強や一斉活動は本人にとってとても苦しく、
この苦しさから息子さんを守ってあげる必要がお母様にあります。お母様しかこの息子さんの心の苦しさから守ってあげられないからです。

>自己肯定感を育めず、傷つきやすく、一生懸命にやっても自分だけなぜできないのだと、その理由もわからず苦しんでいる状態だと思います。
息子さんの苦しみの理由もお母様もいじめだけしか気づいていらっしゃいません。いじめは息子さんのつらさの一部の様です。いじめを含めて学校が辛い息子さんのこの状態から息子さんを守られるのは、お母様しかできないことです。

>自閉スペクトラムは薄いようです。おそらく、算数はよくできるが漢字の書きは全くダメ、本人も拒否してやらないというようなところから「興味のないことはやらない、できない(こだわり)」という点やIQ検査4項目の凸凹が15以上あるところから、自閉スペクトラムの診断を受けたのではないかと思いますが、IQの低さによるものが大きいように思っています。
今の息子さんには、この要件は忘れられた方がよいと思います。本質はいじめの場である学校が辛いというのが大本ですから。息子さんが学校を忘れて、お母様のそばで心が元気にできたら(具体的にはここでは触れません)この問題を息子さん自身で解決できます。そのことをお母様は信じてあげる必要があります。

>本人は自分ができない理由もわからず苦しんでいます。
お母様が理解してあげる必要があります。息子さんは子供ですから、できません。

>学校に行かせず家で母親が守るだけで、先生がおっしゃっているように、心が元気になったら学校に社会に出ていけるのでしょうか。
息子さんをお母様は信頼する必要があります。

>自己否定といじめられを繰り返すのではないかと心配です。母としてどうしてあげたらよいか苦しいです。
息子さんの心の危険から、つらさからお母様が守ってあげる、そのためにはお母様が常識をもっとすれられて(かなり捨てられていることはよく伝わってきていますが、まだ不十分です)、安全なお母様のそばで息子さんを成長させて、お母様は息子さんを徹底的に信頼して、息子さんの心が元気になるのを待たれた方が、早く息子さんの心の問題、学校の問題が解決すると思います。