クローズアップ現代の内容2

母親からの言葉の暴力とは言葉に問題があるのでは無くて、言葉が持つ意味合いに問題があります。暴力とは体に痛みを生じて、その痛みが情動の回避系を機能させる場合と、言葉の持つ意味合い等により、それまでの経験で、情動の回避系を機能させる場合とがあります。情動の回避系が機能をすることで、その子どもにより、その暴力減から逃げるか、その暴力を振るう人に取り入ってそれ以上暴力を振るわないようにして貰うか、その子どもなりに荒れたり問題行動をして、その暴力を振るう人にその暴力を振るわないでと訴える場合と、子供として何も出来なくて、虚脱状態になり、心の病の症状を出す場合とあります。

言葉から痛みを生じるのではありません。言葉により子供は自己否定を生じてしまいます。自己否定は痛みと同じ情動の回避系を生じます。痛みの場合、客観的に暴力が加わったことが分かりますから、子供が痛がって、その痛みから逃げようとして、子供が暴れたり、問題行動をしていることが分かります。しかし自己否定の場合、母親は母親の常識の範囲で言葉の暴力を使っていますから、母親も、そしてきっと子供も言葉の暴力を受けていると理解していないはずです。母親は子供のためと思い言葉の暴力を使い、子供もなぜだか分からないが心が辛くなっています。子供は心が辛くなってもなぜだか分からないけれど、子供は母親に嫌なことを言わないでと、母親に向かって荒れたり、母親が嫌がることをしてしまいます。このような状態の子供の多くは、又母親が嫌がることをしてしまったと、自分を責めてしまう子供も多いようです。