子供の心2解決2信頼関係

自分の子供に関わる機会が多い母親は、自分の子供の性格をその母親なりに理解しています。その理解している子供の性格からの対応として、子育てを行っています。其れにより、子供は成長を続けて、子供の生活の場が母親から離れて、子供社会に出て行きます。

子供謝意に出て行った子供の経験を、母親は直接知ることは出来ません。子供社会の管理者から、話を聞いて、母親なりの対応を行います。子供社会の管理者が母親の子供の全てを見ていた、理解していたとは限りません。また子供社会の管理者の話から、その母親なりの対応します。多くの場合、その母親なりの対応が子供を守っていることが多いのですが、時には子供への守り方が不十分な場合、子供への守り方が子供の心に沿っていない場合があります。そのとき子供は程度の差はありますが、母親への不信感を持ちます。それでもそれ以後の母親の対応が子供の心に沿っていて、時間の経過とともに、母親への不信感が消失して今宇場合が多いのです。

母親への子供からの信頼感とは、子供の心が辛くなった時に、母親の傍に逃げて、その辛さをやり過ごせることを、子供がその習慣の心で、情動の心で知っていることです。行動に出られることです。全ての子供はこの母親の傍に逃げていられると無条件に反応をする物です。母親もそのつもりで対応をするのですが、母親が子供を守ろうとする対応が子供の心に沿っていない場合があります。

母親への子供からの信頼感が弱いとは、子供の心が辛くなった時に、母親の傍に逃げて行かれる場合と、逃げるとかえって辛くなるので、母親の傍に逃げない、場合によっては子供の母親から逃げる場合もあります。その場合でも多くの母親は、普段の子供の性格を知っていますから、子供が母親の傍に戻ってくると信じています。母親として、子供を信頼していますが、子供として信頼できない母親の部分があるのです。子供社会で経験したことで子供の心が辛くなり、母親でその辛い心を癒やされようとしても癒やせてもらえないばかりか、かえって母親から責められる場合です。勿論母親は自分の子供の問題を解決しようと、子供を守ろうとして行った対応なのですが、其れまで知っている母親の子供についての性格から、理解できない場合です。

母親は自分の子供の性格を知っていますから、自分の子供を全面的に信頼しています。しかし母親が知らない子供社会の中で、子供の心が辛くなり、その辛くなった子供の心を母親が理解しないと、その部分について、子供は母親を信頼できなくなります。子供も基本的に母親を信頼していますが、ある特定の事柄、母親が知らない、理解できない事柄について、子供は母親に不信感を持っている場合があります。そして、子供に母親が理解できな辛いことが生じた時、子供は母親に不信感を感じて、その事柄がある間は母親に近づきません。その際にその子供にとってもっと魅力的なこと、情動の接近系が子供の周囲に生じると、子供は無意識にその接近系を求めて、母親の傍から離れていきます。

あくまでも経験的な事実です。どのような子供についても、母親ほど強力な情動の接近系はありません。それでも、子供は母親以外の接近系があるとその方向に動いて行ってしまいますが、その際に少しでも不安が、情動の回避系があると、母親の方へ戻っていきます。その事実を信頼関係という言葉で表現すると、母親と子供とはしっかりとした信頼関係で結ばれている、母親と子供との間にしんらいかんけいがあるとひょうげんされます。

母親と子供との間に信頼関係があるなら、子供は母親から離れることで何か不安があると母親の元に返ってきます。子供が母親から離れて母親の元に返ってこないという事実には、二つの場合があります。一つは、母親から子供が離れても、不安がなかった、情動の回避系がなかったと言うことになります。もう一つは、子供の心が辛い状態にあり、其れを解決してくれない母親をその部分では信頼できなくて、その場合には母親を信頼できなくて、母親から離れていく場合があります。信頼関係が非常に弱い場合には、母親の元に返ってこない場合も希にあります。