不登校の子どもと自閉症 についたコメント

>自閉に加えて、知能についてはいかがでしょうか?
私が経験する限り自閉とは性格の一つの形、その時の情動とその時までに身につけた習慣行動だと判断して居ます。知能とは大脳新皮質の知識とその知識を前頭前野の思考、判断の能力の問題だと判断して居ます。情動の回避系が機能をしている子供では、知能も身につけにくいし、応用も上手に出来ません。

>漢字や板書の写しが苦手で書字障害を疑い発達検査を受けたところ、境界知能(全体IQ 86、WM 84、PSI 73)と薄い自閉スペクトラムと診断を受けています。
きっと心に何か辛いことがあって、つまり情動の回避系が強くて、周囲とのつきあいが旨く出来ない、当然学習も旨く出来ていないのでは無いかと推測します。情動の回避系が機能をしなくなったら、全く別の子供の姿を見ることが出来るようになると、私は信じています。これは私の経験の範囲です。客観的な証明はできません。

>母親から見て、自閉スペクトラムは薄いです。これまで指摘されたことは無いですし、小さい頃から人が好きで良く話しますし他害多動もありません。不登校前も不登校後も友達はすぐにできるタイプでした。ただ、就学前から余計な一言を言ってしまうとか、好きなことに過集中気味とか、苦手なことには集中力が保てなくて授業中は貧乏ゆすりや姿勢がぐにゃりと崩れて落ち着きがない、片付けができない、など気になりました。しかし家庭での日常生活における自閉症状や知能による困り事はほとんど無いと言ってもいいくらいです。
これは良くある子供の姿です。特別なことはありません。

>ですので、自閉症状が学校に行けなくなるほどの決定的な理由のようには感じませんが、IQの低さと重なると学校生活はさぞ辛いだろうな、という印象を持っています。
ここの発想が違っていると思います。学校で何か辛いことが重なって、それも親や教師には理解できないような辛いことが重なって、学校に行かれなくなったのだと思います。学校で心が辛くなったなら、子供の感情行動が他の子供と異なってきても当然ですし、学校で心が辛くなったら、所謂IQが低くなってもおかしくありません。原因と結果とが逆だと思います。

>療育センターのセンター長の医師からは、「知能も自閉も生まれつきのもので学校が辛いことにより発生したものではない、また例え小さい時に脳内出血を及ぼすくらいの頭部への衝撃があったとしてもその影響ではないくらい生まれつきのもの」だと言われました。(出産時にへその緒が首に巻き付いていて紫色で泣かずに出てきましたのと、1歳の時に1mの高さからコンクリートの床に落下して頭部を打ってしまったことがあったのと不登校なので、それらが関係しているか心配で聞きました)
証明することは出来ませんが、私はこれはもっともそうな嘘だと、私は信じます。
きっと今でも脳は正常だと思います。その脳が上手に学習できなくなったという意味ではないかと思います。その理由は性格の要素である情動がとても辛い状態にあると私は推測します。

>そして、上記の薄い自閉症状とIQの低さによるかもしれない、いわゆる「普通」の一般社会への不適合性は残念ながら私の実父(すでに他界)と重なります。知能の遺伝性にも関係しているようにも思えました(生まれつきの息子の特性)。
遺伝するとも遺伝しないとも、証明方はないと思います。単なる思いつきだと私は私の経験から判断します。自閉症の問題もIQの低さも、子供の心を元気にすることで解決出来てきているからです。勿論私の経験の範囲です。

>しかし、赤沼先生の仰るように、学校の辛さから守ってあげられたらそれらの症状や特性は出さなくなるあるいは軽減される、と考えられれば、母親としてとても希望が持てます。既に学校や勉強からは切り離していますし、おそらく息子はこの先も学校に行くことは無いと思いますし、私自身も学校より息子の心が元気な方が嬉しいからです。
情動の回避系が強く働いている、不登校をなさったと言うことですから、お子さんの心に学校に反応をして子供を辛くするトラウマがあるはずです。そのトラウマを反応させなければ、お子さんは普通の子供として育っていくはずです。それは御母様に辛いことを申し上げますが、御母様しか出来ないことです。御母様に歯お子さんにだけ働く母性があるからです。お子さんは御母様な母性が機能をすることを待っていますし、このMSGから言うなら既に機能を仕掛けていると渡しは判断をします。

>ネット上で赤沼先生と同じお考えの内容(学校への辛さで知能が下がる)で発信している方もいらっしゃいました。長野県で不登校を扱う元教師の方と、愛知県で不登校等を扱う精神科医の方でした。
分かりました。

>しかし、境界知能で比較的著名な大学の先生(複数)は、境界知能は親や教師も気づくことができず、不登校や就労が続かないなどの社会不適合、それによる鬱などの病気や精神障害出て初めて発見されることが多いとおっしゃっていることが多いように見受けました。
きっとこれらの方は子供が持つ本能に気づいていらっしゃらないのだと思います。又トラウマの存在にも気づいていらっしゃらないのだと思います。

>とある境界知能を扱う大学の先生(児童精神科医)のお話によると不登校の子どもたちのIQのボリュームゾーンが、平均より10程低いというデータも(研究途中のようです)。つまりIQ100を中心とした正規分布ではなくIQ90を中心とした正規分布になるため、必然的に境界知能層の人数割合が増える計算になる、とのお話しもありました。
大量のデータを扱うときには、その数値は多くは自然分布に近い分布をすることが多いです。
例えば医療の血液検査を測定した時、その数値の平均の周囲95%を正常域と判断して居ます。残り下2.5%と上2.5%を異常として扱いますが、その中には正常な人も5%居るという意味です。異常値に入っても、異常とは限らないのです。

>息子の境界知能と自閉スペクトラムの症状が、学校からの辛さを取り除いてあげることで軽減、改善されるのであれば、母親としてはとても希望が持てます。
あくまでも私の経験からです。学校に反応をして子供を辛くするトラウマがあると、これを消失させるのに何年もかかります。つまりトラウマを作るのは短時間で出来ますが、消失させるには長い時間がかかります。その間の対応を私が行っています。

>素朴な疑問なのですが、就園前のかなり幼い時、1歳とか2歳で自閉や知能の診断を受ける場合があると思いますが、それは学校や園とは関係ないと思うのですが、それは障害なのでしょうか?そのような幼い時にも「逆行動の法則」などから自閉や知能の問題を出していることはあるのでしょうか?
幼い子供の行動には方向性がありません。何かやってみてそれが母親に受け入れられたらその行動を強めます。何かやってみてそれが母親に受け入れられなくても、その受け入れられないことの代償として大きな喜びを母親から得られたら、子供はその受け入れられない行動を止めてしまいます。ところが子供が何かやってみて母親に受け入れられないことあると、それは母親から子供の否定になります。子供の心は辛くなります。その結果程度は弱いでしょうが逆行動の法則を生じて、その母親に受け入れられない行動=問題行動を強めていきます。