不登校の子どもの母親との会話

>脳の成長ということですね。
情動の心は大人と同じように完成しています。これを変化させるのは条件反射だけです。
習慣の心も脳としては完成していますが、経験不足という意味で情報不足です。
知識の心もある一点を除いて完成していますが、その知識の心の中の情報を増やすのが教育です。そのある一点とは、知識の心で情動の心を調節する能力です。

知識の心で情動を調節する仕組み=意思=意識の仕組みは未だよく分かっていません。きっと知識の脳である頭頂葉から側頭葉にかけての神経回路から前頭前野に行く神経回路が完成していない(髄鞘化が遅れるのではないかと推測しています)

>母親のわたしに関して言えば、母親もこの不登校という出来事に対して、他人や子どもに助けや答え、救いを求めるのではなくて、やはり、子どもと同じように、自分の中で、受け入れて、解決というか、折り合いというか理解していくものなのだな、と数年たってみて、感じます。
言葉ではそれで良いと思いますが、脳=心から言うなら、子どものトラウマを機能をさせないようにして心身の成長を待っていると言う意味です。

>今までの子育てや色々、後悔したり、反省したりして、辛くなるのを、わたしもよくわかるし、自分もその経験があります。
きっとお母さんは、意識の心で情動の心を調節して、それを習慣化していらっしゃるという意味ではないかと思います。

>でも最近は、自分の子育ては別に悪くなるようにしていた訳ではないし、常識に縛られすぎていたとも思わないし、
>なんなのよ、と思います。
>理不尽。
おこさん達が元気になれば、その様な御母様で良いと思います。

>でも、自分の性格とか、何に反応するとか、子供の情動は母親のわたしのコピーなんだとしたら、こどもたちにごめんなさい、としかいいようがないです。
>わたしにもどうしてこうなのかわからないですから。
おこさん達が学校で、学校に反応をして子供を辛くするトラウマを受けた、それによりお子さん達の情動の心が登校刺激を受けるととても辛くなったという意味です。そのトラウマがなくなれば、おこさん達は普通の子どもです。そのことに関して、御母様に責任がありません。

>あなたのこどもはもう学校にいけませんよ、と他人に言われたら母親は、どう思うか。奈落の底に落ちていくような感覚か、感情が無くなるか、怒りか。
母親のそれまでの母親のあり方がお子さんの不登校により全否定されたためです。但し、不登校自体は不登校の子供の成長の仕方であり、日本では問題視されますが、決して異常ではありません。異常で無いことを異常だと考えて、不登校の子供を学校に行かせようとして、子どもを苦しませることに問題があるだけです。

>母親を地獄に落とすのが目的かもしれません。ただ、地獄は、他人に突き落とされたらいけないもので、気づいたら落ちてるものだと、わたしは思います。
御母様が地獄に落ちたとしたら、それはおこさん達の心に出来たトラウマです。トラウマの反応でおこさん達は地獄の苦しみを感じ、そのおこさん達を育てていた母親が理解できない理由で全否定されたからです。

>学校に行かないことが何年も続いても、何の問題もなさそうです。結構物知りにもなれます。大人と対等に話せます。世渡りも上手になれそうです。好きなことが自由な時間にできます。
この時点でおこさん達は学校に行っていないけれど、普通のお子さんです。御母様が育ててきたおこさん達に戻っています。当然おこさん達のここ経験により習慣の心も知識の心も多少変化が見られますが。

>地獄じゃなかったです。先の心配をするくらいなら、今楽しんだほうがよいです。今は本当にそう感じています。
その通りです。一言で言うなら登校刺激を取り除き、母と子どもとで楽しく日々を過ごせば、子供の方で不登校の問題を解決してくれるのです。