ある母親との会話

ある不登校の子どもの母親とメールで意見交換をした内容です。許可を得て記載しています。

>しばらく体調は良くなったり悪くなったりして、中学2年の夏休み2週間前辺りからまた熱や頭痛、眩暈が続きそのままほぼ学校へ行けなくなってしまいました。
これは学校に反応をして子供を辛くするトラウマ=FCRの反応症状だと考えられます。症状から病気のように考えてしまう人が多いと思いますが、病気ではありません。但し医者はここことを知りません。

トラウマをご存じないと、私からのの説明は理解しにくいと思います。追々お子さんへの対応の中で理解して頂けたらと願っています。

>親は長男が不登校になってから、今まで厳しく叱る事が多かったと夫婦で反省し、今は学校を休むことは否定していません。
不登校の子供の姿2の状態(登校刺激下苦しんでいる子どもの姿)です。

>本人がどうしたいか聞きながら様子をみています。
これは大人として常識的な、理にかなった対応ですね。ところが不登校のような心が辛いお子さんに色々と質問をすることはお子さんを否定することになります。お子さん自身も分かっていないことなので、質問で責められていると反応をしてしまいます。決して聞かない=聞きだそうとしないで、辛いねと言う共感の言葉とハグなどのスキンシップを御願いします。

>なるべく本人のしたいことをして満足したら学校へ行けるかな?とも思うのですが
御母様に辛いことを申し上げますが、お子さんはもう学校に行かれない心の状態です。登校刺激がある限りトラウマが反応をして自律神経の反応症状を出してしまいます。御母様に辛いことを申し上げてごめんなさい。けれど弟さん達は未だ間に合います。トラウマが極めて弱いからです。

>家にいるとゲームやiPadに向かう時間がどうしても増えてしまい、それを見ている弟たちは「ずるい」「なんで長男ばかり注意されないんだ?ズル休みなのに。」と言います。
御母様は気づかれていないようですが、弟さん達も学校で辛い経験をして居るという意味です。トラウマが出来かかっています。弟さん達も学校を休ませてゲームをさせると、数日学校を休んで自分たちから学校に行くようになります。出来かかったトラウマが消失して、不登校から弟さん達を守ることができます。

>小学3年の三男は簡単に学校を休めると思ったのか、自分も学校行かない!という日が出てきました。
>最近は弟たちにも悪影響がでており心配です。
悪影響ではありません。弟さん達が安心して御母様に学校が辛いよと言い出しただけです。今までは言えなかったのです。お兄さんは言えなかったので不登校の子供の姿2になってしまいました。弟さん達を守り、お兄さんの不登校問題を早く解決させるために、家の中で楽しく過ごさせる必要があります。その理由はここでは申し上げません。私のホームページ、動画、本などに詳しく書いてあります。

>小児科、耳鼻科、脳神経外科など行ける病院は行きました。起立性調節障害については後日検査の予定です。
医者は不登校の子どもの心を知りません。お子さんは病気ではありません。トラウマの反応症状です。しかし医者にその様に説明しても理解しないか、怒り出すと思います。

>本人とどのように関わったら良いか?
>兄弟への影響も出始めており、どうしたら良いか?
どのおこさん達へも同じ対応になります。
1.おこさん達の訴えを制限時間なしに聞き続ける=傾聴
共感とスキンシップ
2.おこさん達からの要求を、笑顔で、即座に、100%だけ、叶える
3.其れ以外の時はおこさん達を見ない、言わない、御母様の笑顔です。
これは原則です。御母様なりに試みられて下さい。