学校の先生

ある母親からのMSGです。

息子の学校のテニス部の先生がこう言っていました。
「今の子供は自分から動こうとしない。それは家に帰ってゲームして、ゲーム終わったら食卓に夕食が並べられている、夕食終わったらお風呂がもう沸かしてある。なんでも用意されているから、与えられているから、自分でしようと思わなくてももうそこにあるから、じっとしてても生きてられる。」
そんなニュアンスなことでした。
その話を聞いたママ友は、「うちの子コミュ障じゃないかと思う。コミュニケーションが下手でね」と言いました。
その母親は「今の親が先回りしてあれもこれも指示しすぎるから、自分発の意思を出せないでいる子供ば多いんじゃないか」って言いました。
そのママ友はすごく納得してました。

<解説>

>今の子供は自分から動こうとしない。
心のエネルギーが不足しているという意味です。
母親だけはその様な子どもを認めて、信頼関係を高める対応をする必要があります。
具体的には以前申し上げたことの内、可能な範囲で良いですから、又母親が理解できる範囲で良いですから。
登校刺激を徹底的に取り除く=この場合は家庭を学校化しないという意味です。
目の前の子どもの姿を、それで良いと考える(子供の方から動こうとしなくても)
傾聴がとても大切
共感(大好きだよとか今の子どもで良いとか、御母様の言葉で有り難うと言う言葉も含む)とスキンシップ
子どもの要求を100%だけ、即座に、笑顔で答える(あくまでも基本であり、その母親なりで良いです)
子どもの行動が落ち着いてきたら、見ない、言わない、御母様の笑顔(これもあくまでも基本であり、その母親なりで良いです)

>それは家に帰ってゲームして、ゲーム終わったら食卓に夕食が並べられている、夕食終わったらお風呂がもう沸かしてある。
>なんでも用意されているから、与えられているから、自分でしようと思わなくてももうそこにあるから、じっとしてても生きてられる。
>そんなニュアンスなことを言ってました。
これは子供の心を知らない人の話です。物質的に豊かな生活の中での子どもの成長を否定していらっしゃる、子どもを一生懸命育てようとしている母親を否定していらっしゃる、大人の話です。

きっとその先生は、自分の子どもは他の子どもと違う育て方をしているという意味なのでしょうね。もしそうだとしたら、その先生の子どもは日々とても辛い思いをし続けていると思います。それとも子育ての経験が無い先生なのでしょうか?

きっとその先生は現実の子ども、現実の母親を否定することで、自分がどれほどすばらしい教師かを主張しているのではないかと推測します。

>その話を聞いたママ友は、「うちの子コミュ障じゃないかと思う。コミュニケーションが下手でね」と言いました。
コミュニケーションが楽しくないという意味です。楽しさを奪っている、楽しさを与えていないのは母親が子供の心を無視している、対応のまずさにあります。

>私は今の親が先回りしてあれもこれも指示しすぎるから、自分発の意思を出せないでいる子供ば多いんじゃないかって言いました。
おっしゃる通りです。それに加えて、日々の生活が、子ども自身の成長が、楽しくないので(母親は一生懸命子どもの日常生活を楽しくしようとしているのですが、その楽しさが大人の考える楽しさのため、子ども自身はそれほど楽しくない)、享楽的な遊びに没頭せざるを得ないという観点も考えてみて下さい。