質問に対してある母親の意見(2)

>息子と娘は中学2年生と1年生です。中学校は歩いて10分ぐらいの所にあります。中学校の子ども達の多くは30分以上かけて徒歩通学をしているようです。
この文章から、母親は自宅から学校までの距離が近いことを述べて、なぜ近い学校に行けないのかと言ってるように感じました。母親が子ども達に学校に行って欲しいと言う思いが出ています。

>息子と娘は重い鞄を持って歩いて通学できないと言っています。そこで母親が自動車で中学校に送り迎えをしています。
子ども達は、母親が理解できそうな理由を述べて、学校に行きたくないことを伝えています。子ども達は理由がないと休めないのだと思います(主催者注釈:子ども達は母親に学校が辛い場所だから、学校に行きたくないと、直接的に言えないのです。間接的に鞄が重いから学校に行かれないと言っています。ですから、子ども達にとって鞄が重いかどうかの問題ではないのです。)

しかし今回は自動車で送られてしまってます(主催者注釈:母親は鞄が重いという子ども達の言葉をそのまま信じて、鞄が重ければ、子ども達を学校に自動車で送ることで、鞄が重いという問題点は解決出来ると考えたようです。子ども達にとって学校自体が辛い場所だと言うことを母親には理解できないようです。子ども達の訴えの、鞄が重いという事実だけを解決すれば、子ども達は学校に行かれると、母親は考えていたようです。)。

(間接的に)学校に行きたくないという理由の子ども達の言葉は母親に通じませんでした。鞄が重いので学校に歩いて行けないということを聞いて、鞄が軽いなら行けるのだと判断した母親は自動車で送迎することで解決すると判断したようですね。それだけ母親は子ども達に学校へ行ってほしいのでしょう。

不登校の経験がある息子と娘ですから、初めから学校に行かない選択肢もありますが、本人達の意思もあります。
不登校の経験があるとしても、今回は学校へ行かない選択をしたくても母親によって出来なくなってます(主催者注釈:子ども達の前回の不登校は、子ども達の心の中では解決されていないまま、きっと母親に押されて、再登校をしていたのでしょう。母親が子ども達には不登校になって欲しくないという思いが強すぎて、子ども達の心を感じ取ることが出来なくなっています。きっと今の学校も、子どもを学校に来させることを最優先しているのではないかと思います。ですから自動車通学を認めているのだと思います。但しこの通学の仕方が中学卒業まで可能かどうか、可能だったとしても高校進学に際しては、問題を生じると思います)。
子供は行きたくないのに、母親は子供達の意思だと考えてますから、良い子を演じてたのでしょうか?(主催者注釈:きっと学校が母親に協力をしていたから、子ども達もよい子を演じるしかなかったのだと思います。ただこのよい子を演じることがいつまで続くか、経験的に必ず限界が来るはずです。)
鞄が重いから行きたくないと聞いた時、鞄のせいだと判断した母親は、子供の信頼を得ることはできなかったですね。