最近のコメントへのMSG(1)

<コメント>
模範解答としては、高校へ行くな。何なら、フリースクールも、五月雨的に行っている学校も、全て行くな。家で楽しいことをしていなさいと言い、高校受験についての協力など、親は一切しない。親の反対を押し切り子供が勝手に登校、高校受験に向かって行動するなら、親は子供の後追いをする。
なんだろうなと思いますが、現実、そんな事できますか?
不登校でも、中3、受験期になれば、嫌でも学校側から年に何回も進路希望調査を書いて提出するよう求められ、担任からも進路をどうするのかと、連絡がきます。それ、どうするんですか?
進路希望調査も学校からの連絡も全てシャットアウトし「うちは登校刺激になるものは全て排除しているんです!だから親から進路の話をしたり、進路希望調査は子供に見せられません!」と学校に言えるお母さんっているんでしょうか?
それで仮に子供が高校には行きたいと言っていた場合、端から行かなくていい!と否定して、学校からの進路関係などの連絡もシャットアウトして、子供とろくに進路の話も何もせず、それで中学卒業時に全日制はおろか、定時制通信制、どこも高校が決まらない結末になったとしても、心からこれで良かったんだと思える親なんているんですかね?
私なら、子供が高校行きたいと言っているなら、いや言ってなくても、進路希望調査くらいは子供に見せますね。だってそりゃ、親の本心としては高校くらい出てほしいじゃないですか。

<解説>

子育ては親の責任で行うべきです。不登校の子供についても、他人がなんと言おうと、親が責任を持って子育てる権利があり、他人が口出しする問題ではありません。但し、親が子育てに迷って対応の方法を求めてきたときには、子供の心に沿った(不登校に関しては脳科学的な事実に沿って)アドバイスをするのが、相談を受ける物の役目です。

>模範解答としては、高校へ行くな。何なら、フリースクールも、五月雨的に行っている学校も、全て行くな。家で楽しいことをしていなさいと言い、高校受験についての協力など、親は一切しない。親の反対を押し切り子供が勝手に登校、高校受験に向かって行動するなら、親は子供の後追いをする。
子供の心に学校に反応をして子供を辛くするFCR=トラウマがある限り、その通りです。模範解答と書かれていますが、子供の本心がそれを求めているのですから、母親だけは子供の本心を感じ取って対応を考えて欲しいと言う意味です。子供の本心は常識と異なります。母親が母性を機能をさせないと気づかない、分からないことなのです。

>なんだろうなと思いますが、現実、そんな事できますか?
現実にその様にすることで、子供の心が楽になってきています。それ故に、相談を受けた母親に、この子供の心に沿った対応法をお伝えしています。それは多くの場合、母親の持つ常識と大きく異なっていますから、この対応法を実行するかどうかは母親自身の問題です。この対応法を実行しようとする母親は、続けて対応法を求めてきますし、信じられない人は相談を止めています。

不登校でも、中3、受験期になれば、嫌でも学校側から年に何回も進路希望調査を書いて提出するよう求められ、担任からも進路をどうするのかと、連絡がきます。それ、どうするんですか?
親にとってそれもとても辛いことです。親が子供の心のトラウマに気づけば、心を鬼にしてでも、学校からの対応を断って貰うわけですが、実際は大変に難しいこともよく分かっています。どうしても母親が乗り切れないときには、医者の私が関わって、母親や子供を守る対応をしています。

>進路希望調査も学校からの連絡も全てシャットアウトし「うちは登校刺激になるものは全て排除しているんです!だから親から進路の話をしたり、進路希望調査は子供に見せられません!」と学校に言えるお母さんっているんでしょうか?
学校が大切か、子供の命が大切か、その違いに気づいた母親なら出来ているようです。また、それが出来るようなお母さまになって貰っています。

>それで仮に子供が高校には行きたいと言っていた場合、端から行かなくていい!と否定して、学校からの進路関係などの連絡もシャットアウトして、子供とろくに進路の話も何もせず、それで中学卒業時に全日制はおろか、定時制通信制、どこも高校が決まらない結末になったとしても、心からこれで良かったんだと思える親なんているんですかね?
子供の不登校で地獄を経験した親ならそれが出来ます。但し、子供が優しくて、親に自分の心の辛さを訴えられないときには難しいでしょうね。だから母親に子供の心の辛さを、母親の母性で感じ取って欲しいと、母親の母性が機能をするような対応を、母親に行っています。

>私なら、子供が高校行きたいと言っているなら、いや言ってなくても、進路希望調査くらいは子供に見せますね。だってそりゃ、親の本心としては高校くらい出てほしいじゃないですか。
それは母親の希望ですね。でも子供は学校が辛いから、その行動で学校に行こうとしていません。つまり母親が子供の本心の学校に行かれないという心を否定することになります。勿論それで良い母親ならそれで良いのですが、子供の立場から言うなら、母親だけには子供の本心、言葉では母親のために学校に行きたいと言っていても、その本心では学校が辛くて行かれないという、子供特有の心を理解してあげて欲しいと願っています。

戦後間もなくの日本経済が大きく発展し始めた頃は、中学生卒業生は金の卵として職場から求められていました。それらの方も立派に家庭を作って子育てをして、多くの方は既に無くなっているのではないかと思います。
社会が豊かになってきたら、どの親も子供を高等学校に行かせるのに経済的に可能になりました。また、出身大学が大企業のポストにおおきな影響を与えていたので、多くの親は子供を高校から大学に行かせることに一生懸命になりました。家計をやりくりしてでも有名大学に進学できる高校に子供を行かせるために、親は努力をし、子供にも関わり続けました。この当時の子ども達は学校に行けなくなると不良扱いをされて、子供としての人格を奪われて、悲しい人生、場合によっては底辺の仕事しか得ることが出来なかったのです。
この頃の子育てが未だ神話のように、夢物語のように、今の親たちの心をとらえ、縛り付けています。だからせめて高校卒業という考え方をする親たちが居るのもよく分かります。その高校生活が楽しければ、子供は自分から求めて高校に行きます。中学時代に地獄の中学生活(親にはその様に見えないでしょうが、不登校をする子供の心の中は地獄に居る思いなのです)の延長上に、なかなか楽しい高校生活を描けないばかりか、心の奥底にある学校に反応をして子供を辛くするFCR=トラウマが反応をして、高校生活を考えることも出来ないのです。親が描く高校生活は地獄でないから、せめて高校ぐらいという発想になりますが、今中学校で地獄のような辛さを感じている子供にとって、高校が地獄でないと想像出来ないし、高校に進学しようとする手続きをすることですら、地獄の中での苦しみを不登校の子供は感じているのです。
現在、子供にとって中学が地獄だとしても、子供は生きていかなければなりません。どうしても母親に依存をしなければなりません。母親に可能な限りのよい子を演じて日々を過ごすのですが、母親の方では、子供が母親の思いを受け入れてくれたと理解することが多いようです。そして子供が母親の思いについてよい子を演じられなくなったときに、子供は精神症状を出すようになります。そうすると母親はこの精神症状を解決したら子供は学校に行かれるようになると考えて、子供を医療にかけることになります。