2月9日のコメントより

こんにちは。どうしたら良いか悩みまして、先生にご相談致します。中3より不登校の息子ですが、先生の言われる見ない、言わない…の対応をしてきました。
最近は、興味ある事には出かけたり、プラモデルを作ったりという生活をしています。しかし、自分は強迫性障害でむかしの事を思い出して辛いから、精神科に受診したいとさかんに言うようになりました。
私は行かせたくないので、家でゆっくりしてたら大丈夫と言ったのですが、毎日予約してくれと言います。どうして良いか、答えを求められるので悩んでいます。

<回答>

>どうしたら良いか悩み
お母さまの思われているお子さんの姿でなくて、本当にお母さまは辛いと思います。きっと色々なところに相談していらっしゃると思いますが、解決が見えないのでお困りではないかと思います。お母さまに辛い提案になりますが、お母さまは思いきって常識を捨てて、お子さんの心に沿った対応をなさってみてはいかがでしょうか?

>中3より不登校の息子ですが
学校に反応をして子供を辛くするトラウマ=FCRがお子さんの心にあると言う意味です。その場合の対応法は次のようになります。
対応法の基本

1)登校刺激を取り除く
2)(母親だけは、どのような子どもの姿でも)ありのままの子どもを認める
3)傾聴(時間制限をつけない。相槌は入れる、オーム返しはして良い。決してアドバイスや説明をしないこと))
4)共感とスキンシップ(大好きだよ、お母さんの子どもで有り難う、今のあなたで良いよ、と言う言葉を忘れないように)
5)子どもの要求を100%だけ、即座に、笑顔で叶える(非常識でも、危険でも、法律に反していても、母親だけは叶えようとする姿勢を見せる。その場合には必ず叶えることを意味していない。)
6)(子どもが荒れなくなっり、問題行動がなくなって、子どもが楽しみに没頭できるようになったら)母親は子どもを見ない、言わない、母親の笑顔、だけにする
7)其れ以後、子どもの動きを後追いするだけにする。決して先回りをしない

>先生の言われる見ない、言わない…の対応をしてきました。
それはとてもよい対応ですが、上記の対応法の基本をもう一度検討してみてください。

>最近は、興味ある事には出かけたり、プラモデルを作ったりという生活をしています。
この一行からは、お子さんは不登校解決段階3から4の様に見えますが、よい子を演じている可能性も念頭に置いて対応法を考えていく必要があります。次の一行からそのことを強く感じます。

>自分は強迫性障害でむかしの事を思い出して辛いから、精神科に受診したいとさかんに言うようになりました。
この言葉が出ることは、今の息子さんは自分の姿を認められていません。軽い自己否定を起こしています。きっと軽いと思いますから、4)の共感とスキンシップが不十分のようです。つまり共感の言葉として、それは辛いね、大好きだよ、お母さまの子どもで有り難う、今の息子さんで良いよ、と繰り返し、先回りをしてでも良いですから、頻回に言って、ハグをして上げてください。

>私は行かせたくないので、家でゆっくりしてたら大丈夫と言ったのですが、毎日予約してくれと言います。
息子さんから具体的な行動が見られるまで、傾聴と共感とスキンシップだけで良いです。

>どうして良いか、答えを求められるので悩んでいます。
息子さんからお母さまの本心のテストだと考えて下さい。傾聴と、共感とスキンシップで良いと思います。