2月2日のコメントより(2)

この様なお子さんが自分の子供の友達だとどのようにしたらいいのか私なら困ってしまいます。
うちも小1のときですが、色々といじわるされていることを娘からは聞いてはいたのですが、ある男の子に消しゴムを隠されたと子供が訴えたその日に小学校に乗り込んで、その男の子の引き出しに娘の消しゴムが入っていたのを担任の目の前で現場を押さえました。が、その後、その消しゴムを隠した子の親にどのように言ったのか全く教えてもらえませんでした。親からは謝罪もありませんし、そもそも親に伝わっているのかも分かりませんでした。その後、席替えにはなりましたが、別の子がターゲットに変わっただけでした。近所だからこそ、その子の親とトラブルを抱えたくないので、何も言わずにその時は学校に任せたんです。本当は直接言ったほうがよかったのか今でも正解は分かりません。その後、家庭の事情で私達が引っ越してしまったのでその男の子がどうなっているかは分かりません。
うちの子供は不登校で子どもと全く遊ばないので今はこういった悩みは直面していませんが、よそのお子さんの問題が、親に言っても通じない(と思われる方の)場合、自分の子供を守りたくてもすべがなく、困ってしまいます。。(もちろんその問題行動するお子さんは、辛い思いをしていることは分かりますが…何もできないのが現実です)

<解説>

>うちも小1のときですが、色々といじわるされていることを娘からは聞いてはいたのですが、ある男の子に消しゴムを隠されたと子供が訴えたその日に小学校に乗り込んで、その男の子の引き出しに娘の消しゴムが入っていたのを担任の目の前で現場を押さえました。
子どもを守りたいという母親の勇気ですね。娘に意地悪をする男の子のいじめを止めさせる方法として、意地悪の現場を学校に見せて、学校が男の子の意地悪を止めさせようとなさったのはよく分かります。この場合、意地悪の現場を見せることができたので良かったのですが、意地悪の現場を見せられなかったときには、締められた子どもも、その母親も難しい立場になったかも知れません。

>その後、その消しゴムを隠した子の親にどのように言ったのか全く教えてもらえませんでした。
意地悪の現場を押させて学校側に見せても、学校側が母親が希望をする対応に出なかったようですね。学校側の対応は校長次第で大きく異なります。多くの場合学校側は学校内で問題を生じることを好みません。ですからもみ消しては居ないでしょうが、はっきりとした動きに出なかったのだと思います。

>親からは謝罪もありませんし、そもそも親に伝わっているのかも分かりませんでした。
学校側、校長の問題か、意地悪をした子供の親の問題か、いずれにしても意地悪をされた子どもの母親の希望に添う対応が成されるためには、ある意味で社会問題化しないと、学校側は本気で動いてくれない物です。

>その後、席替えにはなりましたが、別の子がターゲットに変わっただけでした。
これがいじめられた子どもへの対応法を示唆します。つまり意地悪する子どもと意地悪をされた子どもと物理的な距離を開けると、意地悪を受けなくなります。但し多くの場合席替えだけでは意地悪から逃れられないことが多いように見えます。又同時に、意地悪がなくなったときには、多くの場合他の子どもが意地悪のターゲットになることが多いように思えます。つまり意地悪は小手先の対応ではなくならないという意味です。

>近所だからこそ、その子の親とトラブルを抱えたくないので、何も言わずにその時は学校に任せたんです。
お母さまの思いはよく分かるのですが、意地悪をする子どもをどうにかしようとする対応法は、多くの場合問題解決になりません。多くの場合意地悪をする子どもの母親が意地悪を止めさせる対応を意地悪をする子どもにするしか方法がないようです。

>本当は直接言ったほうがよかったのか今でも正解は分かりません。
きっとですが、そうしたらもっと問題が難しくなったと思います。お母さまが意地悪をする子どもの母親に直談判をしても、かえって問題が難しくなる場合が多いと思います。

>その後、家庭の事情で私達が引っ越してしまったのでその男の子がどうなっているかは分かりません。
引っ越しは良い方法です。又引っ越しをしなくても、意地悪をされていた子どもを長期に学校を休ませることでも、意地悪を受けなくなるはずです。その代わりにクラスの別の子どもがその子どもから意地悪を受けるようになるはずです。

>うちの子供は不登校で子どもと全く遊ばないので今はこういった悩みは直面していませんが、
常識に反しますが、意地悪を受けなくするには、子どもを不登校にするのも一つの選択肢だと思います。

>よそのお子さんの問題が、親に言っても通じない(と思われる方の場合、自分の子供を守りたくてもすべがなく、困ってしまいます
多くの場合意地悪をする子どもの親が自分の子どもの意地悪に気づいて、子どもへの対応を親が変えるしかありません。しかし意地悪をしている子供の親も、何故子どもが意地悪をしているのか分からないことが多いです。ですから意地悪をしている子供の親も、どうして良いのか分からないことが多いです。

>(もちろんその問題行動するお子さんは、辛い思いをしていることは分かりますが…何もできないのが現実です)
これが意地悪をする子どもの心です。親として子どものためとして子供にしていることで、子どもが苦しんでいて、意地悪などの問題行動をしてしまいます。ですから親として何が問題なのか理解できません。親が気づいた場合でも、意地悪をする子どもが何故か分からないけれど、他の子供に意地悪をしている、しかりつけても意地悪を止めなくては、となります。その結果、意地悪をする子どもは親が気づかないところでより酷い意地悪をするようになり、その母親も子供がしている意地悪に気づけなくなってしまうのです。