ある不登校の子どもを育てている母親からのＭＳＧです。とても的を射ているので、許可を得て掲載しています。
不登校の子供を発達障害かもしれないと思う人が多いですね。
診断チェックリストをネットで見ていたら、小学校に上がるときに診断されるケースが多い、とコメントしている医者がいました。
学校は座って授業受ける事が多い1日ですから、小学校に行き始めてから今までとは違う、ガラリと変わる生活に、最初からうまくできる子供ばかりじゃないと私は思います。
それなのに、学校に行き出したらじっと座って聞く事が当たり前にできるはず、できないなら発達障害かもしれないと言うような医者のコメントに、子供の姿を否定しているとしか思えなくて驚きました。
当たり前にできるって思ってるだけで、子供からしたらどれだけ無理してやってるか、辛くてたまらない子供達がどれだけいるか知らないのでしょうね。
幼稚園でも落ち着きがないとか言われるお子さんがいますが、そもそも子供なんて落ち着いてないです。
ちょっとじっとしてることも辛いくらい、元気な子どもは走り回ってますよ。
走らないでと何回注意しても走ります。
それは高齢者に走れと言っても走れないのと同じだと、我が子が小さい当時はよく思ってました。
子供は常に走って動く、それが普通なんだと我が子から教わりました。
発達障害は、子供の姿を小さい時からありのままに受け入れられない大人たちによって作り出されたもののように思います。
それは子供を今のあなたではダメなんだよと否定してることになります。
否定されて育つ子供はとても辛いですね。
宿題をしない子供がいる一方で、宿題を済ませないと食事もしないような子供もいます。
何かに取り憑かれたように、帰宅してまず宿題を終えないと、時間割も何度も確かめないと落ち着かない子供です。
それはそれで親は心配してます。
きっとこのお子さんは宿題のことや忘れ物をして先生にとても叱られたか、叱られる生徒を見たかだと思います。
一見すると、宿題をしない子供よりしてくる子供の方が当たり前の姿と思われるでしょうね。
でもそうじゃない。
当たり前にできているとは言えない状態だと思います。
この子供は、恐怖で動いているからです。
恐怖で動いている子供が結果、大人から見てちゃんと言うことを聞く良い子に見える。
良い子だからその子の辛さなんて気づかない。
でもその子はずっと辛いまま。
辛いけど学校では問題はない。
でも家では暴言が増えてきている。
思春期、反抗期と親は思って、何とかその時期を過ぎてくれと言う感じです。
思春期、反抗期、発達障害、とても便利な理由だなと思いますね。
子供のS O Sに気付けないなんて可哀想。
私はこれも我が子から教わったことです。
理由なんてどうでもいい、ただ子供が学校に行くことが辛いんだとそのことに気づいた時、子供を守れる母親になるスイッチがオンになったと思います。
私の知っている子供に、とても良い子がいます。
先生からも良い評判で生徒会長になってほしいと言われてます。
私も話していて、とても感じの良い少年だなと感じます。
周りの父兄からも、あの子キラキラしてるって言われてます。
でも私は、あまりに良い子すぎて不気味さを感じます。
本人は気づいてないですが、こんなに良い子が学校にいるなんて、相当学校が好きで楽しいか、それとも無理しているかのどちらかだろうなって思います。
中2ですが、小さな大人みたいです。
小さい時から知っているのですが、優しくて空気を読む子です。
子供ってみんな優しいし大人（親)の顔色を見てますね。
