ゲームに飽きた

13歳の不登校引きこもりの息子です。最近息子がゲームをしていても、ゲームに飽きたと言って来ることが多くなりました。あれほど没頭していたサッカーゲームまで、飽きたと言っていました。
今日はトイレ掃除をしていましたし、お風呂も自分で洗って、沸かして、はいったりしています。母親から見て息子はずいぶん成長した様に見えるのですが、これはははおやをてすとしているのでしょうか?よい子を演じているのではないかとも心配しています。

<回答>

>最近息子がゲームをしていても、ゲームに飽きたと言って来ることが多くなりました。あれほど没頭していたサッカーゲームまで、飽きたと言っていました。
心が元気な子供がゲームに飽きたという場合、同じようなゲームを繰り返ししていて、新鮮みがなくなった、同じことの繰り返しでつまらなくなった、ゲームの中で目的を達成した(ゲームを征服した?)から、もうこのゲームをしたくなくなった、等の意味があります。もうゲームをしないという意味もある場合がありますが、多くの場合、今のゲーム以外の新しい別のゲームをしたいという意味の方が多いのではないかと思います。多くの子供で経験する、子供がゲームに飽きたという場合です。親は常識的な対応で良いと思います。

不登校などの心が辛い子供がゲームに没頭するのは、勿論そのゲームかおもしろいからだけではありません。ゲームに没頭している間、登校刺激に気づかなくて、心が楽になっています。ゲームを止めると登校刺激が機能をしだして、子供によって程度の差はありますが、心が辛くなってきます。それ故にゲームに楽しみを見つけた不登校の子供は、ゲームを止められないのです。不登校問題が解決するまで、ゲームに飽きることはまずありません。

不登校の子供がゲームに飽きたと言う言葉を発したとき、色々な可能性を考える必要がありますが、その中で注目する必要があることは、子供がよい子を演じているのか、それとも登校刺激が辛くなくなって、子供がゲームを卒業しようとしている場合が考えられます。不登校の子供がよい子を演じてゲームに飽きたと言った場合、その時まで以上に登校刺激が加わっていたことを考える必要があります。時節柄卒業式シーズン、新学期前と言うことで、子供がより強い登校刺激を自分から作り出している可能性を考えておく必要があります。

>今日はトイレ掃除をしていましたし、お風呂も自分で洗って、沸かして、はいったりしています。
これも子供がよい子を演じている可能性もあります。しかし子供がよい子を演じたにしては、これらの行動は子供にとって物理的なエネルギーも必要とする姿です。それだけのよい子を演じると、子供はどこかで母親にとって問題行動をしているはずです。子供は未だ引きこもっていますから、子供の問題行動があったとしたら、それは家の中での問題行動で、母親は必ず気づきます。母親が気づかないと言うことは、子供は問題行動をしていない、つまりよい子を演じた姿ではないと考えて、間違いが無いと思います。

>母親から見て息子はずいぶん成長した様に見えるのですが、これはははおやをてすとしているのでしょうか?よい子を演じているのではないかとも心配しています。
今まで築き上げてきている母親と息子との間の信頼関係から考えるなら、息子はよい子を演じていません。息子の心が元気になり、ゲームを卒業しようとしている姿と考えてほぼ間違いないと思います。ゲームを止めて、息子なりに他の何かに挑戦を始めるはずです。私に言わせればトイレの掃除、お風呂の掃除、入浴という息子の行動は、心のエネルギーの表現、ゲームを卒業してゲームに用いていた心のエネルギーを息子なりに思いつくままに表現した姿だと思います。