鬼畜夫婦 3

戦後まもなくまで、父親は今で言う虐待を行っていました。それを当時は問題視されませんでした。却って良い躾だと、父親がしっかりと子供をしつけていると評価されていました。只違っていたことは、その後に母親がフォローをしていたことです。母親の優しさを子供達は感じた物でした。

母親の優しさで癒やされて、子供達は成長をして大人になり、叉親の真似をして子育てをしていたのです。当時の子供がそれに耐えられたのは、日本文化が今のように豊かで無かったからでしょう。子供が生きるために父親の存在は極めて重要でした。母親は父親の稼ぎで家庭を維持していたから、父親に刃向かうことは出来ませんでした。母親は子供達に共感できたのです。