ある意見2についての質問追加

ある意見2についていろいろな質問を受けています。

>生来の性格から、学校に適応しにくい子供は、集団に入っていきたい、新しいことを学びたいという欲求を生じないのでしょうか?

新しい集団(例えば学校)に順応しにくい性格(学校という新奇刺激に敏感に反応をする)を持っていても、家庭という集団に十分になれていれば新しい集団と家庭という集団とのオーバーラップがあると(例えば学校内で母親と遊べる、家庭内でして居た遊びが出来る)と新しい集団の部分(此は新奇刺激になり、回避系になります)にふれあうたびに新しい事柄が新しくなくなります(新奇刺激の要素が無くなります)。その結果新しい事柄にも辛くなくなり、それを利用して楽しむようになります。

ですから学校という集団と、家庭という集団とのオーバーラップの作り方次第(ここには難しさがあると言うか、母親と学校との関わり方次第です)によっては、このようにして、学校が新奇刺激である限り、学校に不適応の生来の性格を持っていても、学校の新奇刺激を新奇刺激でなくすることが出来て、学校に順応出来るようになります。学校で家庭での楽しさと同様の楽しさを感じられるようになったら、学校生活が可能になっていきます。

学校での生活に問題がなくなると、学校の様な集団に、このような生来学校に適応しにくい子供でも、適応できて、その適応を広げていけます。そのためには学校生活が楽しくなければなりません。生来持って居る適応しにくい性格が生じる回避系より、学校に存在する接近系の方が大きくなければなりません。

学校と家庭との集団のオーバーラップの作り方、
学校が楽しいという2点に注目する必要があります。