父親が逮捕され 1

ネット上のニュースで面白い物を紹介されましたので、ここで何回か触れておきます。そのタイトルは
>「不登校でゲームばかり」13歳長男を注意 口論から暴行に発展 長男「父に殴られた」と通報 父親逮捕
でした。このタイトルで全てを物語っていると思います。

多くの父親は社会活動をしていますから、どうしても常識の塊になってしまいます。学歴を気にするのは日本文化の一つなのかもしれません。それ故に自分の子どもの不登校を受け入れるのは難しいです。難しいけれど現実を受け入れざるを得ないので、対応を母親に任せてしまいます。

父親は子どもの不登校を受け入れられないのに加えて、子どもがゲームに没頭して居たら、子どもの将来はないと考えてしまいます。WHOからゲーム依存症という概念を提出されていますから、この父親は不登校について少しは妥協できても、ゲーム漬けは病気だからどうにかしなくてはならないと考えて、子どもに関わったのではないかと思われます。

不登校の子供の立場から言うなら、学校のことを思い出すと死ぬほど辛くなるのです。学校のことを思い出さないために、ゲームに没頭しなくてはならないのです。本来子どもが没頭できる物なら、何でも良いのですが、不登校の子供では簡単に楽しめて、没頭できるのはゲームが一番だからです。ゲームに没頭することで学校を忘れて、ゲームの楽しさでゲームを続けられて、時間の経過を待っています。学校に反応して子どもを辛くするトラウマ=fecorをなくそうとしています。

つまり不登校の子供にとってゲームの没頭することは不登校問題の解決にとても良い方法なのですが、社会常識はそれを否定しています。それ故に、父親は社会常識で固まっていますから、子どもの将来を心配して(その心配自体が間違っていることに父親は気づいていないのです)子どものためと思って、父親だからしか出来ないとして、毅然として子どもに立ち向かったのだと思います。