検討会報告 5

実験して証明が出来ませんが、子どもは母親の母性に守られて身体と能力を成長させて、与えられた環境に順応するように成長をします。そして成長が終わった段階で、属していた文化で生きて次の子孫を残す大人になっています。その文化により文化的な人種が出来ています。子どもの心が元気である限り、子どもは子どもの持つ本能から必ずこのように成長をします。

子どもが育つには、心が元気なこと(辛さがあってもそれを取り除いて貰える)
子どもの心が辛いときにはその辛さ差を取り除く母性が必要なこと
母性を得られなくても、それに近い母性(代理母)があれば、成長が可能です。
父親には母性がないけれど、母性の真似事は出来ます。只現実に限界があることも事実です。
子どもの心が元気なら、父親の能力は子どもの能力を発展させるのに役立つ。

子どもの心が元気なら、子どもは母親に守られて、その母親を支える父親に守られて、成長をして、子ども社会に出て行きます。子ども社会に重要なのが学校です。子どもは新しいことを求める本能を持って居ます。子どもは同年代の子どもと関わろうとする本能を持って居ます。それを満たすのが学校なのです。

その学校は元来子どもの本能を満たして成長に協力する場所(昔の学校はこの要素が大きかった)なのですが、今の学校は学校の存在が優先して、学校に合う子どもを求めて居ます。学校に合う子どもに変えようとしています。子ども達の立場から言うなら、それが今の子ども達を苦しめています。それでも子どもの親は学校の存在を優先している事実があります。それは学校で辛くなった子どもの心を、家で癒やせなくなったという事実になっています。

その事実から子どもが辛いよと言葉で言う事もありますが、多くは行動で示したとき、その行動を子どもが問題だと感じる母親が多くなっています。然しその母親の母性が機能をし出したとき、子どもが問題では無くて、今の子どもがおかれている子ども社会が問題だから、子どもをその辛い子ども社会から守ろうとするのが母性が機能をしている母親です。父親には母性がないのでどうしても学校の存在を優先してしまうのは仕方がないことです。