豊かな社会の傾向

説明はいろいろ可能ですが、物質的に豊かな社会になると次のような傾向が見られます。
少子化
進学競争。有名校を目指す傾向もありますが、どの子どもも進学競争に巻き込まれるという意味の方が大きいようです。
子どもへの管理と投資
子どもの活動的な子どもと無気力な子どもとの二分化

もっとあるかもしれませんが、その内で最も注目されることは、子どもへの管理のように思われます。うがった意見として非難されるかもしれませんが、母親の学歴が高くなると、母親が持っている知識から子どもを判断して、母親の安心のための管理を子どもにしているようです。

子どもが素直な子どもでいられる時間はゲームをしているときだけ、それ以外の時間は、家庭では母親からの管理、学校では教師の管理で、子どもは良い子を演じ続けています。よい子を演じる時間で、見かけの子どもの姿は学校に好ましい、母親に好ましい姿ですが、かなりの数の子ども達はやがて心が辛くなって、よい子を演じきれなくなってきています。生き生きとしていた子どもが無気力な子どもに変わって行きます。その姿が思春期以後に出ることも多いと私は思っています。