心の回復4 追補

不登校の子供は学校に行かないのではありません。学校に行かれないのです。不登校の子供には学校に行かれない理由があるのですが、その理由を子供自身が気づいていない場合と、気づいて言葉にしても親がそれを信じてくれない場合とがあります。

学校に行かれない理由を言葉にしなくて行動や症状に表現しても、親はその行動をさせない様にしますし、症状を出したときには病気として理解して、親が考えた病気を治そうとします。親は子どものためとしてこのような対応を取るのですが、それは親の思いからの対応で有り、子どもが希望をしている対応ではないのです。

子どもが学校に行かれないなら、学校に行かそうとしなくて、子供が学校に行かれるようになるのを待ってくれる親がいないのが不思議です。それでも親は辛い状態の子どもを守りたくて、親が思いつく対応を繰り返すのですが、親が思いつく対応自体が子どもにとって辛いものになっていることに親が気づかないのです。解決しない理由として親は正しい、子どもがおかしいとして居ます。

不登校の子供への対応を長年行っている御母様はこのことを本気で考えてあげてください。