母親としての世界が広がった

ある、不登校引きこもりの子供の母親からの会話です。

>痛いくらいに、母親は、責任を感じています。気づいていても、上手く守れなかったです。
子供が辛い状態だと気づくと言う事は、母親の母性が機能をして言うと言うことです。そこで対応になりますが、その対応にも母性が機能をすると子供を守られるのですが、知識が機能をすると、子供を守られません。子供の辛さが続きます。母親だけは、常識と、知識とを捨てて、子供の表情、行動を指標に対応を続ける必要があります。

>過去は過去ですが、多くのお母さんが、それで、罪悪感を持つのでしょうね。
でも、対応を変えて、子どもの心に沿った対応になってくると、子供が元気になって来ます。すると母親も嬉しくて?いつの間にか、過去の対応の悪さを忘れてしまうことも事実です。

>ただ、この子育ての経験で、私の世界は、また広がったような気がします。だから、子育ては、楽しいのかもしれないです。
ある意味で正解だと思います。何しろ子どもの心に沿った、本当の子育てをするのですから、母性が母親を褒めるのだと思います。
この場合の子育ては、その子供への特有な子育てです。育児書やその方面の書籍にもありません。母親が独自に開発している子育てです。母親が無心で、自分の母性に忠実にした結果の子供の姿です。子育てです。

>今日の息子からの報告は、*君と近所をうろちょろして、なんと、誰にあったとおもう?と聞いてきて、いじめばかりしていた子にばったりあって、目があったそうです。
虐められた子供の持つ嫌悪刺激としての反応がとても弱くなっています。きっとない事はないと思いますが。
この事実は学校からの嫌悪刺激にも弱まっている可能性があります。どれだけ弱まっているか分かりませんが、息子さんが今以上に動き出す可能性を示唆しています。

>私はそれを聞いて、へぇ~としかいいませんでしたが、機嫌も悪くなさそうで、安心しました。
対応はそれで良かったのです。お子さんの心の回復で、つまり嫌悪刺激への反応が弱まっているので、御母様の努力が報われていますね。

>部屋の中で通りすがりに、ニカッと笑うと、ニカッと笑い返してくれます。投げキスすると、死んだふりをしてくれます。
日本の母の多くは、その意味を理解しないか、変な親子関係、これで善いの?言うかもしれません。不登校の子供と母親の関係として、好ましい姿です。母親に自分の子供への子育ての余裕が見られます。