虐める子供について

子供は遊び上手ですから、ある物を利用して遊ぼうとします。所が学校では遊び道具がありません。そこで仲間の中でその子供を利用すると楽しくなる子供を利用して遊び始めます。人を遊び道具なんて、いじめられた方はたまらないのですが、虐められている子供以外は皆楽しくて、虐めているという感じ方はありません。大人はすぐに虐める子供と虐められている子供と分類をしますが、敢えて分類をするなら、不本意に遊ばれて辛い思いをしている子供=虐められている子供と、それ以外の虐められている子供と一緒に楽しんで居る子供達です。もし遊ばれている子供が辛く感じなかったら、虐めでは無くなります。

漫才を考えてください。一方が他方を、けなしたり、叩いたりします。これは虐めの姿ですが、虐めではありません。誰もこの姿を虐めだと考えません。当人達も虐めている、虐められていると言う概念を持っていません。所が町中でこのような姿があったら、一方が他方を虐めていると周囲の人から理解されます。

ある母親からです。
>可愛いすぎるものを見ると、お母さんは、パクッと噛みたくなります。食べちゃいたくなります。赤ちゃんでも、子どもでも、子犬でも。
可愛いという愛情表現(相手に接近系になる)を表す形には個人差があります。実際に愛情表現として噛んでも良いのですが、相手が痛みで辛くなる(回避系)ようだと、愛情表現にならずに辛い思いをさえる、虐めるになります。その程合いを人間は経験で知るのでしょうが、他の動物では本能的に知っているようです。

>それは、なんなのか、と思っていたのですが、「可愛いものへの攻撃性」というのがあると、知りました。
その様なことを言う人がいるのですね。脳の仕組みからその様なことはありません。小説を書く人の発想です。

>可愛いすぎるものをみると、なぜかいじめたくなる感情がわく、脳の調節機能だとか。動物の研究みたいですが。
それも脳の仕組みからありません。

>息子をいじめる子は、決して息子のことを嫌いではないのです。むしろ、好きなようです。
嫌いだと息子さんに近づかないと思います。その子は息子さんについて、一緒に遊んで楽しめる相手と理解していたと思われます。そして一緒に麻生棒としたけれど、その楽しさの表現について、その程度を未だ学習していなかったという意味なのかもしれません。