不登校特例校

<ネットのNHKのMSGより引用>
不登校特例校」という学校、ご存じですか?
この学校は不登校の子どもたちのために特別な教育カリキュラムが組まれた学校なのです。
全国の10の都道府県に公立と私立の小・中学校と高校のあわせて、21校が設置されています。
その多くが東京や神奈川など、大都市圏に集中しています。
残念ながら北陸や中国地方には1校もありません。
不登校特例校」の特徴は学習指導要領にとらわれず、子どもが抱えた事情に配慮して、例えば通常の学校より授業時間を減らしたり、内容を柔軟に編成できたりするなど、子どもたちが学びやすいように文部科学省が特別なカリキュラムを認めているのです。
民間のフリースクールなどと違って、文部科学大臣が指定した学校のため、正規の教育課程として認められ、卒業資格が得られます。

<解説>
不登校特例校」とは、卒業資格を得られる一種の学校のようです。不登校分類2の不登校の子どもには意味があると思います。学校と同じで授業料が無料ならもっと良いのでしょうが。

子供の心が辛くなり、子供が不登校になる大本は、学校の管理が優先して、子供の心が楽しくないことと推測されます。その結果子供が学校内で問題行動を起こして、学校側が其れを正そうとしてますます子供が辛くなる(逆行動の法則)ために、子供が学校に行きづらくなり不登校になる、学校で辛くなった子供が他の子供をいじめて自分を維持しようとする子供が出てくる、その結果いじめられた子供が不登校になるなどが多いようです。その子供を辛くする学校側の管理が緩くなる、なくなることで(多くの学校ではその様なことはありませんが、不登校特定校では其れがありそうです)、不登校分類2の子供は学校が辛くなくなり、学校に通えるようになります。学校内で辛くなる問題がなくなることで、不登校分類2の子供の子供は学校に通えますし、勉強も可能二なります。時間の経過とともに、学校内の問題への反応がなくなりますから、普通に学校に行かれている子供の心と同じになります。

不登校分類3の不登校の子どもには、学校に反応をして子供を辛くするトラウマ=FCRが反応をするはずですから、多くの不登校分類3の不登校の子どもには、通学が無理でしょう。不登校分類3の不登校の子どもでも、まだよい子を演じられる不登校の子ども(心のエネルギーはマイナスですが、それでも0に近い)では、最初は通えますが、その内に通えなくなる子供が多いと思います。それでも学校も親も、不登校特例校に学校の雰囲気を出さないようにしているようですから、卒業までよい子を演じ続けられる子供もいるかも知れません。

不登校分類2の不登校の子どもと、不登校分類3の不登校の子どもと、外見から区別は出来ません。学校内の問題に反応をして辛くなることと、学校そのものに反応をして辛くなることと、学校に行かないことについては変わりありません。それ故に人々は不登校分類2の子供と不登校分類3の子供と区別をしません。また、不登校分類2を経て、不登校分類3の子供を生じているはずですから、その違いに気づかないのは仕方がないことかも知れません。私たち相談機関に来る子供と異なって、学校内には、市中には、不登校分類2の子供が多いのだと思います。

不登校分類2と不登校分類3の違いは、学校内の具体的な物に反応をして学校に行かれない子どもと、学校そのものに反応をして学校に行かれない子供との違いです。不登校分類2の子供を不登校分類3の子供にしないような対応が必要なのですが、ここに書かれているMSGでは、不登校特例校内でその事実に気づいていなくても、それなりの対応が成されているように書かれています。