母親が苦しい

不登校で荒れる娘への対応で、母親の私は苦しくて仕方ない時があります。本当に、苦しいです、辛いです。
多くの親は、子供が学校に行かないと将来大人になって生きて行かれないと考える傾向があります。学歴があれば大きな会社に勤められ一生安泰だったのでっす。

ところが現在、ほとんど全ての人が学歴を持っています。学歴があったからと言って必ずしも一流会社に就職できる訳ではありませんし、生活を一生保証をされていません。

不登校から社会に出て行った人には、学歴がありません。大学卒や高校卒の人と同じような就職活動は出来ません。不登校の親は其れを一番心配しているようです。きっとこの御母様の心配もそこから来ていると推測されます。

不登校から心を元気にして社会に出て行った子供はその子供なりに社会で活動が出来ます。場合によっては大学卒、高校卒の人以上の仕事が出来る子供がいます。今の会社の多くは仕事が出来る人を優遇します。それなりの出世も可能です。

以上のように不登校の子どもは自分で就労を切り開く必要がありますし、未だそれが出来るようになってから社会に出て行く必要がありますし、心が元気になるとそれが出来ます。多くの不登校を持つ母親は、発想を変えて、子どもを学校に戻す対応より、子供の心を元気にする対応を続けることで、それに気づくようです。

学校の先生方は認めないでしょうが、小、中、高校の勉強は、不登校の子どもがその気になったときには短い時間で追いつきます。受験が可能になる子供が結構います。又、そのとき学んだ知識が社会に出て役立つことがほとんどないし、必要なときに不登校の子どもは直ぐに其れを身につけますから、不登校の子ども自身の必要性から言うなら、敢えて必要がないと言えるのかも知れません。