子どもの心の方程式5最終回

子どもの心を理解する上で必要な概念として、心が辛い子供という概念があります。心が辛い子供とは一日の多くの時間、FCSが加わっていて、子供が辛さを表現している場合です。其れ以外の子供を心が元気な子供と表現します。

心を辛くするFCSが耐えず加わっていると言うことは、子供の周囲にFCSがある場合と子供自身がFCSを作ってしまう場合とがあります。

心が元気な子供では本能(A19)が機能をします。子育てで考える子供の本能とは
母親を大好き
新しいことを知ろうとする
同年代の子供を求める
与えられた環境に順応しようとする

これらの本能は情動の接近系ですから、心が辛いと本能は機能しません。但し母親だけはどんなときでも接近系として機能をしますから、心が辛い子供を元気にするには母親が一番適しています。

母親には母性(B14)があり、自分の子供の辛さを無条件で感じ取れるようです。その辛さから子供を守ろうとします。それ以上のことは分かりません。いずれにしても母親だけは子供が苦しんでいることに気づきやすいので、子どもの心を守りやすいです。

必ず成立する方程式

母親は子供にとってオールマイティーの接近系

子供は心が辛くなければ必ず本能が機能をして成長をする