母親が子供は不登校だと認識する段階とその子どもへの対応法 2

不登校である第二段階

第一段階の学校に五月雨登校の子供、又行きしぶりと表現されるような子供を、学校に関わらせ続けると次の不登校である第二段階の姿の子供になることが多いです。この第一段階で、大人の常識的な発想から、子供を転校させたり、フリースクールなどの学校とは異なる学校に相当する施設や所謂支援施設などに、子供を行かせる対応もなされています。多くの場合、それらの場所は、学校で辛くなった子供とは理解していても、その子どもの心に沿った対応を知りませんから、それらの対応を経て、親が子供の不登校の認識を強めることが多いようです。

この場合、子供が行かされる場所が子供にとって、子供の本心から楽しい場所なら、子供は行き続けることが出来ます。けれど多くの場合、子供はよい子を演じてしまって、初めのうちはそこに通い続けるけれど、その内にその様な場所に行かれなくなってしまう場合が、あくまでも私の推測ですが、多いようです。その結果、その様な場所に体だけを運ぶ子供が多いように感じています。その様な場所に行っている意味が無いだけで無く、子供の心のエネルギーが貯まって来ません。

このように、学校に行かせようとする、学校に相当する場所に行かせようとすることで、子供が学校や学校に相当する場所に、新たなトラウマを学習してしまいます。子供が荒れる、身体や心の症状を出して学校に、学校に相当する場所に行こうとしないときです。母親は子供の不登校を意識する場合、子供の問題行動を意識する場合、子供が病気だと意識する場合がありますが、どれもトラウマが反応している症状です。子供の不登校を解決しようとするなら、トラウマの理解は避けて通れないのです。

不登校である第二段階 子供が荒れる、身体や心の症状を出して学校に行こうとしないときです。母親は子供の不登校を意識する場合、子供の問題行動を意識する場合、子供が病気だと意識する場合がありますが、どれもトラウマが反応している症状です。この時点で母親が子供は不登校だと意識し出します。それでも子供に何か問題があるから、子供が学校に行かれなくなっていると考える親が多いようです。

子供が荒れるから子供がおかしくなった、心の病の症状を出すから子供が病気になったと考えないで、学校に反応をして子供を辛くするトラウマが子供の心にあると考えて、子供の周囲から、子供の意識から、学校関係の物を取り除くと同時に、母親は子供が荒れるのに任せて、身体や心の症状を出すのに任せて、可能な限り子供の傍に居て、「辛いね」という言葉を言いながら、ハグなどのスキンシップをする必要があります。其れと同時に、子供が好きなこと、多くはゲームやネット、漫画、テレビ、DVDなど、子供が没頭できることをさせます。すると子供は荒れなくなり、身体や心の症状を出さなくなる。多くの場合昼夜逆転の生活をするようになります。