子供の心の病には原因がある

あくまでも私が経験した範囲です。また脳科学的にもその可能性が言えることですが、子供の自閉症発達障害鬱病など、心の病と判断されるような子供の心の状態には、原因があるという事実です。

今の社会常識、医学常識から言うと、自閉症発達障害鬱病など、心の病と判断される子供の心の状態に対する考え方は、これらの心の病が存在するという考え方からスタートして、その心の病に対する対応法が、治療法が考えられて居ます。しかし、不登校などの子供の心の辛さへの対応をしていると、これらの心の病と考えられる子供の心の状態、医療で心の病と診断され治療を受けている子供の心の症状に、状態に、原因があるという事実です。それは回避できない嫌悪刺激(子供ではそれから逃げることが出来ない、子供の心を辛くする物)が続いていると、子供は所謂心の病の症状を出していることです。

不登校の対応をしていると気づくことです。不登校の子どもは学校に反応をして子供の心を辛くするトラウマを、子供は心に持っています。このトラウマを反応をさせなければ、子供は普通の子供です。でも反応をさせ続ければ、子供の受けている登校刺激の程度にもよりますが、所謂心の病の症状を出してきます。そしてこの登校刺激を取り除くことで、子供の心の病の症状は軽減しなくなります。

既に医療から心の病として治療を受けている子供でも、子供を登校刺激から守ってあげる、登校刺激を取り除いてあげると、心の病の症状が無くなりますし、子供の方から医療を受けなくなります。そのためには、どうしても母親が不登校を子供の心の立場で理解して、子供から登校刺激を取り除く必要があります。

年長の不登校の子どもでは、母の不登校に対する理解が無くて登校刺激を受け続け、長年不登校で苦しみ、その結果自己否定になっている子供がいます。このような子どもはどうしても心の病の症状を出すようになります。このような子どもは自分から医療を求めるようになります。それは心の病の症状を軽減することがあっても、解決にはなりません。その結果子供は治療を受けても解決しない自分について、自己否定を強めて、心の病の症状を強めていきます。

不登校と異なりますが、子ども時代に受け続けた親からの虐待も、心の病の症状を出す原因になりますし、心の病の症状を出さなくても、性格の変化を来して、不登校になりがちになります。

既に心の病として医療を受けている子供への対応を、母親の協力を得て、子供に加わっている嫌悪刺激を見つけて、それを取り除くことで、子供の方からクスリを飲まなくなりますし、それだけで子供は元気になっていきます。心の病の症状が無くなっていきます。

本態性の心の病という物がないと言いきることは出来ませんが、本態性の病の存在を証明した人は居ないと思います。もし居たとしたら、その人は、子供の成長過程で経験した嫌悪刺激を見落としているはずです。