学校に電話をしたい

不登校、引き籠もりの息子についてです。最近大分元気になってきています。息子と雑談をしているとき、成り行きから、息子に学校に話しを聞きに行きたいんだったら、自分で先生に電話したらどうかと話してみました。
息子はちょっとびっくりしたような表情を見せましたが、直ぐにニコッと笑って、そうやなあ!自分の事だから自分で電話するのがいいよなあ。分かった!と言ってくれました。先生に電話した事もないし、自分の事を忘れてないかなあ⁈等と不安な言葉もありましたが、どんな風に言ったらいいか考えて、一回お母さんと練習してからかける。今日はまだ急に決まったことだから無理だけど電話してみるからと話してくれましたが、どうなるか様子を見ていこうと思います。
電話の件が終わると、また過去の学校での嫌だったこと等をひとしきり話して私の部屋から出て行きました。嫌だったことを話しながらも全体としては明るい感じでした。以前と違ってきていることを感じます。毎日変わっている感じです。
電話のことは、息子から何か言うまで黙っておこうと思います。息子に、これからは自分で何でも聞いて後でお母さんに必要なことは教えくれたらいいからね、と話すとそうすると言ってくれたので、ほっとしました。

<解説>

>成り行きから、息子に学校に話しを聞きに行きたいんだったら、自分で先生に電話したらどうかと話してみました。
先周りでしたし、それが登校刺激になっています。心が元気になってきていますから、はっきりと登校刺激による回避行動を見せていませんが、御母様への信頼感がかなり減ったと思われます。

>息子はちょっとびっくりしたような表情を見せました
御母様は息子さんの変化をびっくりしたと理解なさいましたが、息子さんの心の中では辛さがわき上がってきたはずです。しかしそれは息子さんの心の元気さで行動には表れていません。

>直ぐにニコッと笑って、そうやなあ!自分の事だから自分で電話するのがいいよなあ。分かった!と言ってくれました。
よい子を演じたと推測されます。

>先生に電話した事もない
不登校の子供には先生に電話をすること自体が無理です。強力な登校刺激ですから。

>自分の事を忘れてないかなあ⁈等と不安な言葉もありましたが、どんな風に言ったらいいか考えて、一回お母さんと練習してからかける。今日はまだ急に決まったことだから無理だけど電話してみるからと話してくれました
よい子を演じながら、間接的に電話をしないと言っています。

>どうなるか様子を見ていこうと思います。
電話をすることを二度と言わないなら、この対応で良いです。

>電話の件が終わると、また過去の学校での嫌だったこと等をひとしきり話して私の部屋から出て行きました。
登校刺激を受けて辛かったと言う意味です。このようなことは辛いことの再経験になりますから、今後は言わさないように御願いします。今回は電話をすることからここまでに至っています。学校や勉強関連のことを息子さんに話すには未だ早すぎるようです。

>嫌だったことを話しながらも全体としては明るい感じでした。以前と違ってきていることを感じます。毎日変わっている感じです。
息子さんがよい子を演じられることで、必ずしも心が元気になってきているとは言えません。御母様は息子さんに、息子さんの方から学校関連のことを言ってきたとしても、それは息子さんが無理をして言っている、よい子を演じていると考えて、その話に乗っていかない方が良いです。

>電話のことは、息子から何か言うまで黙っておこうと思います。息子に、これからは自分で何でも聞いて後でお母さんに必要なことは教えくれたらいいからね、と話すとそうすると言ってくれたので、ほっとしました。
これは御母様が未だ息子さんのことを十分に信頼していないという意味になる可能性が高いです。