学校と部活

普通に登校している(ように見える)上の子(中1)について質問です。
息子は予想通りその後完全不登校になりそのまま夏休みに入りました。昼夜逆転YouTubeとゲーム三昧ですが、普通に登校している中1の上の子(元不登校)との仲は良好です。
上の子はその間、問題なく登校し1学期を終え夏休みに入りましたが最近になって「部活に行きたくない」と何度も言い出すようになりました...
私は「休みなさい」「部活なんてやめちゃいなさい」と言い続けてきましたが子どもは行ってしまっていたので子どもに任せていたところ、今日もまた「〇日からの強化合宿が嫌だなー」とか「部活に行きたくないなー」と言うので、「嫌なことを続けても意味がないからさっさとやめちゃいなさい」とつい強く言ってしまいました。
その後、そうではなくて共感とスキンシップをすべきだったな、と反省し、ベッドでYouTubeを見ている娘のところに行って「部活が嫌だったんだね。辛かったね」と言って腕や足をさすりスキンシップをしました。少し涙を浮かべているように見えましたので、本当に部活に行きたくないんだろうな、と思いました。
「部活に行きたくない」というのは「学校に行きたくない」という意味なのではないか、過去と同様に弟に影響されてまた学校に行かなくなるのではないかと心配ですが、母親としてどのように対応すべきでしょうか?
行きたくない理由は、夏休みなのに毎日暑い中、2時間の練習のために往復3時間かけていくのは負担だとか、顧問や招聘しているコーチが厳しいタイプの人みたいでそれが嫌だと言っています。
音楽系の部活なのと、せいぜい2時間くらいの部活なので、炎天下の運動部のような体育会系の厳しさは全くないと思います。先輩も優しいようです。
私から見ると、単に興味がない部活に友達が一緒だからという理由で入ってしまったので興味がない関心が持てないつまらない、ということのように見えますが、本当のところは分かりません。
学校に行きたくない、までは行かない、「部活に行きたくない」、にどう対応すべきかアドバイスをいただければ幸いです。
ちなみに夏休み中は、部活がない週末は海に川にプールににと出かけており、また部活がある平日も家族で旅行に行き部活を休む日もありましたし、部活に行った日も部活は午前中だけなので、午後早い時間から家ではYouTubeなど制限なしに自由にやらせています。夏休みの宿題には一切手を付けていません。宿題についてちょっと声掛けをしたら嫌がっていましたので声掛けはやめました。
嫌な部活に我慢して行き続けることで、「学校に行きたくない」と、なってしまうくらいなら部活なんてどうでもよいのでさっさと辞めてしまえばいいと思っているのですが、親から「嫌なら部活なんて早くやめちゃいなさい」というのは先回りになってしまっていますでしょうか...?

<解説>

子供は情動(感情と考えて良いです)の接近系からその接近系を求めて行動をします。情動の回避系から、その回避系を起こす物から逃げようとします。多くの子供では、情動の回避系が少なく、又はなくて、大人から見たら元気に行動をして成長をしていきます。この情動の接近系(本能も入ります)と回避系の兼ね合いから、子供の行動を見て、子供の行動を考えれば良いです。その点が大人と異なります。言葉は意識の表現であり、直接行動に現れませんから、子供の言葉は子供がその様に意識していると、その結果子供の情動がどうなっているかを考えて、母親は子供の情動の回避系から子供が逃げられない時には子供をその回避系から守り、子供の情動の接近系からの行動が見られれば、それをそのまま放置しておけば良いです。子どもが母親を信頼して、両親、主として母親の思いを感じ取って、その子どもなりの成長を期待できるからです。

>息子は予想通りその後完全不登校になりそのまま夏休みに入りました。
学校が情動の回避系になっていたので、学校に行かなくなりました。

昼夜逆転YouTubeとゲーム三昧ですが
これらは情動の接近系ですから、お子さんは其ればかりをしています。其れをしていないときは、子供はそれまでの成長の過程で学校を意識する習慣を身につけていますから、学校を意識すると情動の回避系が機能をし出します。それを防ぐために、お子さんはこの行動に没頭しています。

>普通に登校している中1の上の子(元不登校)との仲は良好です。
兄弟姉妹は、基本的に登校刺激になりにくいし、兄弟姉妹はお互いに情動の接近系です。きっと強力な接近系である母親と結びついているからでしょう。

>上の子はその間、問題なく登校し1学期を終え夏休みに入りましたが最近になって「部活に行きたくない」と何度も言い出すようになりました
二つ可能性があります。
一つは、学校が接近系であり、部活が回避系な場合
二つは、学校が回避系であり、部活も回避系な場合
です。後者は学校があるときから、学校に行き渋ったり、学校に行かなかったりしますが、それはなかったようですね。もと不登校だったお子さんのようですから、学校が回避系でもよい子を演じて学校に行き続けていた可能性はほぼ無いでしょう。
よって、お子さんは学校が接近系(お子さんの本能から学校を求め、友達を求めている)でしたが、部活の何かが回避系だという意味に理解できます。そして夏休みですから、接近系の学校生活がなくなったために、部活の回避系から、部活に行きたくないとなります。但し、その回避系はトラウマのような強さではありません。楽しくないという程度なのではないかと推測します。

>私は「休みなさい」「部活なんてやめちゃいなさい」と言い続けてきましたが子どもは行ってしまっていたので子どもに任せていたところ、今日もまた「〇日からの強化合宿が嫌だなー」とか「部活に行きたくないなー」と言うので、「嫌なことを続けても意味がないからさっさとやめちゃいなさい」とつい強く言ってしまいました。
回避系の部活からの辛さが講じると、部活の場である学校に反応をしてお子さんを辛くするトラウマが再度機能をし出します。その辛い学校からの逃げ道を御母様が作って下さいました。逃げ道はお子さんの心を守るためにとても大切です。先周りをして作って良いです。但し、お子さんが部活が楽しいのに、より楽しいゲームやネットに行かせるのは、先周りになり、お子さんが辛いことに挑戦をして乗り越えようとする能力を奪ってしまいます。所謂甘やかしになります。

お子さんのように辛い部活からの逃げ道に逃げるかどうかの判断はお子さん次第です。お子さんは単に部活から逃げようとしているのではなくて、その辛い部活を克服しようとしています。お子さんの判断でその辛さに耐えかねたら、御母様が作った逃げ道に逃げて、部活を休んで自宅でゲームやネットを楽しみます。お子さんの判断が挑戦を選択すると、子供は安心して部活の辛さを乗り越えようと挑戦をし続けます。それ故に母親は、子供の判断を尊重して逃げ道だけを作っておけば良いです。

>その後、そうではなくて共感とスキンシップをすべきだったな、と反省し、ベッドでYouTubeを見ている娘のところに行って「部活が嫌だったんだね。辛かったね」と言って腕や足をさすりスキンシップをしました。少し涙を浮かべているように見えましたので、本当に部活に行きたくないんだろうな、と思いました。
ほんとうにすてきな御母様ですね。お子さんの部活での辛さを理解しているとお子さんは感じ取っています。逃げ道に逃げてきたお子さん、逃げ道に逃げなくて挑戦をして家に帰ってきたお子さん、どちらであっても学校での辛さをこれをきっと完全に解消出来たはずです。勿論ゲームやネットもお子さんの心の辛さを解消に役立っていますが、この御母様の対応が、お子さんの心の辛さを打ち消す、昇華させる、完璧な対応法です。

>「部活に行きたくない」というのは「学校に行きたくない」という意味なのではないか、過去と同様に弟に影響されてまた学校に行かなくなるのではないかと心配ですが、母親としてどのように対応すべきでしょうか?
これも母親としてとても大切な対応の仕方です。このメールを読む限り、不登校を解決したお子さんは、学校に対するトラウマを持っているけれど、その反応以上にお子さんの持っている学校に行こうとする本能の方が遙かに強いはずです。それ故に、学校に行かれいるし、今のところぎりぎりですが、辛い部活にも耐えてきていました。それほど学校生活に向かう本能が強いという良いです。しかし学校がなくなったなら、部活の辛さが表面に出てきています。
兄弟姉妹の関係からの登校刺激は、母親という強力な接近系がありますから、母親が兄弟姉妹の関係に立ち入らないなら、兄弟姉妹から受ける登校刺激は無視をして良いようです。

>行きたくない理由は、夏休みなのに毎日暑い中、2時間の練習のために往復3時間かけていくのは負担だとか、顧問や招聘しているコーチが厳しいタイプの人みたいでそれが嫌だと言っています。
部活が回避系なり夕として可能性が高いです。損壊秘計を基本に考えて良いと思います

>音楽系の部活なのと、せいぜい2時間くらいの部活なので、炎天下の運動部のような体育会系の厳しさは全くないと思います。先輩も優しいようです。
これがお嬢さんの心に対して、ぶかつは接近系になります。御母様の判断では、部活の回避系は上記の内容でしょう。また、可能性は十分にあります。この部活の回避系をお嬢さんが克服しようとする挑戦を応援するには、具体的にこの問題に介入するのではなく(お嬢さんの挑戦を否定することになる)のではなくて、逃げ道だけを作って、逃げ道に逃げてくるかどうかの判断をお子さんに任せてあげて下さい。

>私から見ると、単に興味がない部活に友達が一緒だからという理由で入ってしまったので興味がない関心が持てないつまらない、ということのように見えますが、本当のところは分かりません。
その可能性はあります。しかしお子さんには前記のような接近もあるようですから、この部活から逃げるのか、この部活に挑戦するのか、お嬢さんの判断に任せて下さい。

>学校に行きたくない、までは行かない、「部活に行きたくない」、にどう対応すべきかアドバイスをいただければ幸いです。
今のお子さんにとって、学校は接近系のようです。今は学校がないから行きたくないだけでしょう。部活に行きたくないだけを考えてあげれば良いのですが、前記のように部活の楽しさと辛さの兼ね合いで、お子さんが部活に行くかどうかの判断をします。その判断を尊重して、逃げ道だけを作って待ってあげて下さい。

>ちなみに夏休み中は、部活がない週末は海に川にプールににと出かけており、また部活がある平日も家族で旅行に行き部活を休む日もありましたし、部活に行った日も部活は午前中だけなので、午後早い時間から家ではYouTubeなど制限なしに自由にやらせています。夏休みの宿題には一切手を付けていません。
部活と上手につきあっていると推測されます。今の挑戦が続けられるように、御母様は今のように逃げ道だけを作って待ってあげて下さい。そしてこのMSGは部活から安心して逃げてきている姿ですね。

>宿題についてちょっと声掛けをしたら嫌がっていましたので声掛けはやめました。
それが良いです。お子さんは部活の辛さに挑戦しています。挑戦からの辛さを解消するので精一杯?なのです。御母様はそのお嬢さんの挑戦に協力してあげて下さい。宿題に関してはお嬢さんなりに解決するはずですから。その判断もお嬢さんに任せてあげて下さい。

>嫌な部活に我慢して行き続けることで、「学校に行きたくない」と、なってしまうくらいなら部活なんてどうでもよいのでさっさと辞めてしまえばいいと思っているのですが、親から「嫌なら部活なんて早くやめちゃいなさい」というのは先回りになってしまっていますでしょうか...?
逃げ道ですから、先周りをして作ってあげておくとより良いです。決してお嬢さんに必要ないアドバイスをしているのではないですから。それと共感とスキンシップもお嬢さんの挑戦をより確実にして居ますから。