学校に行かれないから不登校になる

あるネットニュースの一部です。
令和4年度に東京都内の公立小中学校で発生した不登校の件数が、現在の方法で調査結果の公表を開始して以来、過去最多となった。平成20年度以降、増加傾向が続いている。不登校の要因は、小中学生ともに「無気力・不安」が最多。小学生は「親子の関わり方」、中学生は「生活リズムの乱れ、遊び、非行」がそれに続いた。

不登校の子どもの心の問題を扱っている生じ心療内科医師の経験からです。「不登校の子供は学校に行かないのではなくて、学校に行きたいけれど、学校に行こうとしても行かれないから、学校に行かない」という事実を教育関係者が知らないことに問題を感じています。

不登校の子ども達は学校に行きたいのですが、学校に行こうとすると体中に辛さを生じて学校に向かって動けないのです。子ども達の心の中はこの葛藤状態なのです。この葛藤状態から、不登校の子ども達は無気力、不安、生活リズムの乱れ、辛さを忘れるための遊びや非行に走ります。つまりここに掲げられている不登校の原因は、不登校の子ども達が学校に行かない原因ではなくて、不登校の子ども達の心にある葛藤状態が生じている子ども達の姿なのです。

不登校の子ども達が学校に行きたいのに行かれない原因は簡単ではありません。それを知るには、子ども達の心を子ども達の心の立場で理解する必要がありますから、ここでは述べません。是非日本中の大人に知って欲しいことは、不登校の子供は学校に行きたくても、その子供なりの何かの理由で学校に行かれないから、不登校になっています。この事実を大人が理解しない限り、不登校の子供の問題は解決しないのです。


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