働かなくて良い

コメントが沢山書かれているので、先に、経験者として、そして対応をしている物として、医者として、RESをします。

>6年も経ってこれでは親が辛すぎる。疲弊もいいところ、生き地獄だと思います。最も、こう言うと子供の方がもっと生き地獄ですと返されそうですが。
子どもの不登校引きこもりを早く解決したいと願っていらっしゃる親御さんの気持ちはよく分かっているつもりです。でも親御さんは既に自立した大人、お子さんはこれから自立することも、叉は大人への入り口という意味で、お話をさせて頂きます。
これと心が辛い子供と心が元気な子供との区別をご存じだとの前提でお話をさせて頂きます。なぜ心が辛い子どもという言葉を持ち出すかと言いますと、心が辛い子どもとは、学校や子供の社会性という観点での日本の常識で心が辛くなっていると言う意味です。

>簡単なように働かなくてもいいという記憶と仰いますが、まずこの日本社会、超常識社会に住んでいる限り働かなくても平気でいること自体無理だと思いますが。
お子さんが心が辛い子どもである限り、日本社会での生活は無理なのです。ですからご両親に守られる必要があるのです。お子さんの心が辛い限り、お子さん自身でお子さんの心の辛さを解消できません。解消できないとどうなるかをここでは触れないで起きます。

>子供は引きこもっていればいいかもしれないが、子供が働かない事で矢面に立たされ周囲から批判を浴び続ける親の心労は半端じゃないです。これは不登校も同じ。こんなのが何年、何十年もだなんて、そりゃあ鬱病になる母親、自殺してしまう母親がいて当然です。
本当に日本社会での子育てをなさる難しさですね。ですから私も心が辛い子どもの理解を求めて努力をしているのですが、私のようなことを言うのは私一人ですので、皆さんを守りきれないというのが現実です。どうかこれだけ悩んでいらっしゃる御母様方ですから、ご自分のお子さんだけで良いですから、日本常識から見たら非常識な子育てもある事を理解して頂いて、お子さんを心が元気なお子さんにして、社会に送り出して頂きたいと御願いします。

>6年も引きこもりと向き合ってきて、挙げ句の果てが元気がなくなってきた、働かなければならないという常識に苦しめられている
このMSGから、不登校時代の学校に行かなくてはならないと言う思いはお母様のおかげで軽減したのではないかと推測されます。しかし不登校時代が終わると、学校に行かなくてはならないと言う思いはなくなったのでしょうが、その後に働かなくてはならないと言う思いがお子さんに生じたのでしょう。

日本の子どもにとって、学校に行かなくてはならないと言う思いと働かなくてはならないとは、言葉は違っていても、必然的に生じている様です。学校に行かなくてはならないと言う思いに代わって働かなくてはならないという思いとは、日本の子どもなら必然的に持ってくるようです。その結果不登校は終えても、社会に対する不登校が生じることになります。そして学校は時間が来ても終えられますが、社会は、職業はいつまでも続く物ですから、お母様の不安が続くのはよく分かります。

>働かなくてもいいという記憶にしないとなんて、無茶苦茶ですよ。
常識的な日本人なら、皆その様に思うと思います。きっとお母様も常識的にお子さんに優しいお母様なのでしょう。学校で苦しんでいるお子さんへは、そんなに苦しい学校なら学校に行かなくて良いと思えたのでしょうね。そして学校は時間が来ると終わってしまうからです。所が日本文化の中にいる子供の心に湧いてくる働かなくてはならないという思いから、その思いと異なる子供自身の現実の姿を知って葛藤状態になっている結果、お子さんが苦しんでいるという事実、はっきりと苦しんでいる姿はなくても、社会に向かって、職業に向かって動かないお子さんに、お母様は疑問を感じていらっしゃるようです。そしてもっとお母様にとって辛い事は、お子さんの葛藤をしている姿を許せない(外見上は許していらっるのでしょうが、お母様の心の中で許していらっしゃらない)お母様をお子さんが知ると、お子さんの葛藤状態がより悪化してしまうという事実です。

>働かなくてもいいという記憶って何ですか?
お子さんが持って居る「働かなくてはならない」という記憶を、働かなくて良いと言う記憶に置き換えることです。働かなくても良いと言う言葉には、職業に就かないで、お金を稼がないで、お母様の側でお子さんなりに楽しく(楽しくないと意味がありません)過ごして欲しいと言う御母様からの言葉が、お子さんの記憶に記憶されて、それに基づいてお子さんが行動をするようになる事です。

>親が、働くな働くなと子供に言い続ければ、働かなくてもいいという記憶に脳がなるんですか?
子供の脳の中に存在する記憶になります。但しその言葉は母親からの言葉でなければなりません。他人(代理母を除く)の言葉ではならないと言って良いほどです。
子供の記憶に働かなくて良いと言う記憶が出来ると、子供の葛藤状態が仮称されて、子供(大人年齢でも)はその子供なりに動くことが可能になります。子供年齢の子供ではその動きの中で自分から働こうとし出します。大人年齢の人ではそれなりの工夫が必要な場合が多い様です。

>親も子もそうなるんですか?
親には努力が必要です。少なくとも言葉と表情や対応で「働かなくても良いと母親は思っている」と振る舞う必要があります。子供は母親の言葉で「働かなくて良い」という思いになる事が出来ます。つまり、母親が先で子供はそれを反映すると考えてください。

>他に手立てはないんですか?
心の仕組みを考えると、これしかないと言って良いと思います。

他の相談機関でいろいろな説が言われて対応がされています。
しかし子供はロボットではありません。親や相談機関に動かされて就労しても、子供の心が就労を拒否していたら、その就労は続かなくて、かえって子供が母親に不信感を持つことになります。問題を難しくします。

>私は、子供に学校に行くなと言い続けて4年目です。子も親も、学校に行かなくていいという記憶になど全くなりません。子供は、「高卒の学歴くらい持ってないと普通の仕事に就けない」と苦しんでいます。それは事実なので私はもう何にも言えません。先日、「そうかもしれないね」と子供に言いました。子供は、「だからどこでもいいから高校入って、学歴がほしいんだ」と言っています。当たり前ですよこの日本社会に住んでいたら。
このMSGを読む限り、本当に失礼な言い方をするかもしれませんが、お母様の「働かなくて良い」という言葉がお子さんの心に届いていないのです。なぜ届かないのかこのMSGからは分かりません。

>もう、社会の現実を無視して何年経っても「学校へ行くな」「働かなくていい」「家でずっと楽しい事していて」なんて言ってられません。
なぜ、お母様の「働かなくて良い」という言葉がお子さんに届かないのでしょうね。届けばお子さんの葛藤はなくなり、お子さんの姿が穏やかになります。
ひょとしたら、お子さんの心は既に穏やかになっているけれど、社会に向かって、仕事に向かって動いてくれないという意味なのかもしれません。もしそうだとしたら、未だかけている時間が少ないという意味になると思います。うまい対応が出来ても10年以上はかかると思っていてください。

>何年も引きこもりのままで、こっちは疲弊する一方で信頼関係もへったくれもないです。
今の御母様なら、今のお子さんに向かい合わないで、「働かなくても良い」とも言わないで、お母様自身がご自分の仕事を持たれて、持っておられるのなら、それの没頭して、お子さんを見ない、お子さんに言わない、お母様の笑顔(作り笑顔でも良いです)をなさった方が、お子さんの葛藤は軽減すると思います。

>6年も経って挙げ句が「働かなくてもいいという記憶に」
この記事に絶望しました。
お母様のお子さんの将来を思う思いが痛いほど良く伝わってきます。しかしそれを言葉や行動、表情に決して表さないでくださいね。お母様の辛さはここのコメントか私自身へのメールで発散してください。