働かなくて良い3

>この息子さんが愉しいことに没頭していて、楽しいことだけを求めて居たなら、このような姿になりません。
ではどういう姿になりますか?嫌でも就労を意識する年齢で。

>ではどういう姿になりますか?嫌でも就労を意識する年齢で。
子供が大人年齢になると、日本文化の中の子供は「働かなくてはならない」という知識が自然と湧いてきます。それほど日本文化の中の子供は性格が良いのです。心が辛くなければ子供は働いてくれます。自立しようとします。

心が辛い子どもでは、その子どもとして良い性格が子供自身を苦しめています。その苦しくなる原因の働かなくてはならないと言う思いが、記憶が機能をしないと(楽しいことに没頭している時間はこの思いを思い出さないので、その時間が長く続くと)、学校に行っていないけれど、働いていないけれど、子供として普通の子供になれます。母親とも良い関係になれます。町にも出て行けますし、必要を感じたらアルバイトを始めるかもしれません。
母親としても、働いて欲しいと持って居たときの子供の姿と大きく変わりますから、母親自身もとても楽になりますから、今は働いていなくてもこれで良いかと子供の将来はどうにかなるのではないかという思いになる事が出来ます。

繰り返しますが、子供が働かなくても良いと思えるためには、母親が子供に働かなくても良い(本心で無くても演技でも良いから)となれたら、子どもの方も働かなくて良いという思いになれて、その思いからある期間生活をする中で、その子どもなりの自立を模索するようになります。この事実は経験でしか分かりません。方程式などで証明する方法はありません。脳科学では証明できますが、それをしても他人事のように聞こえるのは同じ事でしょう。

お母様達に辛い事を申し上げますが、 「心に関して、子供は受け身なのです。」 お母様が子供からの受け身になっては、悪循環に陥ります。ご自分の子供の姿を作る大きな要素はお母様方にあります。子供に原因を求めたら、かえってお母様は辛い事になります。