働かなくて良い6

三毛猫さん、本当に鋭い質問ですね。この質問から逃れるために私は
その逆もかなりの確率で成立するようです。只、利用価値は少ないようです。
と書いています。

> 夜中までと言わず一晩中、ゲームをしていても良いとという場合、ゲームをしなくなる場合もありますが、多くは明け方まで安心してゲームをしてしまいます。
この事実から利用価値は少ないと申し上げました。

でも、ゲームを禁止されることで、イライラしてゲームを一晩中している場合、ゲームを許可されることでゲームの時間が短くなり、子供の姿が落ち着き、親にとってありがたいことが多くなることも事実です。

ちょっと難しい議論になりますが、心が辛い子どもにとって今していることを禁止されることは、心が辛いと言うだけで情動の回避系が機能をしているところに、今していることを禁止されることで、情動の回避系を生じます。その結果回避系の相乗効果を生じて、心が辛い子どもはより心が辛くなり、禁止されたことを回避行動としてより強くしてしまいます。
心が辛い子どもにとって今していることを許可されることは、心が辛いと言うだけで情動の回避系が機能をしているところに、今していることを許可されることで、新たな情動の接近系を経験することになります。その結果回避系と接近系の相殺乗効果を生じて、心が辛い子どもはそれまでより心が楽になり、それまでしていた問題行動を弱めるか、止めてしまいます。上記のゲームをすることが子供の回避行動名場合には、逆行動の法則が当てはまりますが、上記のゲームをすることが接近行動でしたら、かえってその接近行動を強めてしまいます。ゲームを止めなくなります。

説明が不十分だったのですが、
心が辛い子どもがその辛さからの回避行動をしている場合と、前提を付ける必要があります。
多くの人には、不登校の子供がしている問題行動をどうしたら良いかという場合を考えるとき、逆行動の法則を思い出して、と言う意味で持ち出しました。