不登校分類1の例

>娘は保育園は行けていました。保育園の先生が優しくてクラスメイトも優しい子が多かったからだと思っています。家で荒れていました。
お母様には保育園の先生が優しい、クラスメートも優しいと理解されたのでしょうが、お嬢さんはよい子を演じていました。その辛さを家で荒れると言う行動を取ることになります。家で荒れると言うことは、御母様の対応がお嬢さんに辛いと言う意味です。幼稚園に行かさないでくれとお嬢さんが要求しているという意味になります。
このお嬢さんが幼稚園でよい子を演じていたことが、小学校に入って、大人から見て必要以上に辛さに敏感になり、最終的によい子を演じきれなくなっています。

>小学校に入ってから荒れが酷くなり、小1の3月で不登校にさせました。
その対応は良かったです。不登校分類1の対応としてまずしなければならなかったことをし手頂けました。

>娘はほかの子が気にしないようなことも敏感に察知します。特に学校の先生の高圧的な態度、矛盾する言動、守る意味の分からないルールなどに強く反発していました。「元気よく外で遊びましょう」とか「絵の具は今は使ってはいけません」とか「キャラクターの鉛筆は持ってきてはいけません」などです。
これらは心が元気な子供なら受け入れられるか受け入れられなくても、何かで解消して受け入れる行動が出来たと推測します。しかしお嬢さんは既に辛さに敏感に反応する子供になってきています。その意味で心が辛い子どもでした。それでもお母様のために、良い子を演じ続けていたのでしょう。

>当時、学校では良い子を演じていましたが、
これは今になって気づかれたのですね

>家では泣き叫んでこれらのことを怒っていました。
お母様助けてと言う言葉を言えないで、これらの行動で表現していました。

>ルールを守らない乱暴なクラスメイトも嫌っていました。でも好きな女の子の友達もおり、むしろ友達には面倒見が良かったようです。
辛いはずなのに面倒見が良かったのは、お嬢さんがよい子を演じていたからです。好きな女の子がいたという御母様の判断も、お嬢さんがよい子を演じていた姿を見ての判断だったと思います。きっとお嬢さんの心は学校内で孤立していたはずです。よい子を演じることで、誰もそれに気づかなかったのです。このように子供がよい子を演じると、子供の本質が分からなくなり、全く逆な解釈をしてしまいがちです。と言うより、逆な判断から子供への対応をしてしまい、かえって子供を苦しめてしまいます。

>特に孤独は感じていなかったと私からは見えました。
これもお母様が、お嬢さんのよい子を演じている姿から、間違って解釈をなさったのです。

>孤独というよりどちらかというと上記のような学校の画一的で、矛盾があってもルールを守ることが優先される環境が娘にとっては辛かったようです。
それは事実ですが、お嬢さんの場合、その学校のあり方でお嬢さんが辛くなるような性格を、少なくとも保育園時代に身につけていたという事実から、ほかの子ども以上に強く影響を受けていました。本当に死ぬ思いをしていても、良い子を演じ続けて、家に帰ってきっとお母様に訴え続けていたのだと思いますが、お母様は沿うと理解出来なくて、お嬢さんの訴えを否定続けていらっしゃったと推測します。

>このような分類1の娘が、「学校が楽しいところという経験を出来るように環境を整える」とは、どんな対応になりますか?
まず第一に家でお嬢さんなりに楽しく過ごして、一時的に学校を忘れた方が良いです。お嬢さんが家の外に楽しい場所が見つかったなら、それに参加させるのは不登校問題の解決に役立ちます。具体的にはお嬢さん次第、運次第です。それとお母様の試行錯誤です。「具体的な場所や方法を紹介する」 と、お嬢さんは御母様から押しつけられた=否定と潜在意識で反応して、逆効果になります。

<逆行動の法則>
とても大切な事ですが、そして多くの大人が理解できない事ですが、お嬢さんのようにfecorがなくても、何かで心が辛い状態にあるとき、それに対する解決策を親が誰かから聞いて実行した(受け売り)の場合、子供は多くはオーラでそれを感じ取り、その場はそれに従いますが、その後でその逆の行動をするようになる事が多いです。

>「学校は矛盾があるし、正しいと思うことよりルールを守ることの方が大事とされる場所だけど、大好きな友達がいるからまぁいっか」と本人が思える
その思いが出来るようになるには、大人にならないと、それも心に余裕が出来ないと出来ません。子供のお嬢さんに期待するのは無理です。また気づきにくいことですが、母親がこのような思いを持って居ると子供が気づいたなら、子供は母親から否定されていると潜在意識で反応をするようになります。問題行動を強めます。

>ようにならない限り難しいと感じます。
上記の様に、この期待からお嬢さんが学校に戻ることは無理ですし、それを続けることでお嬢さんはfecorを学習してしまい、不登校文意3に成ってしまいます。