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学校では、休みが開けても出てこない子もいるだろうか。不登校の児童生徒が増えてきている。怠けたのではない。なぜか分からないが、学校に行けない。そんな事例珍しくなくなった。学校に居場所がないと感じるのだろう。生まれも育ちも違う数十人が一つの部屋で過ごす時間は、なじめなければ辛いに違いない。子供のときは学校が果てしなく大きく見える。しかし、学校は社会の一部に過ぎない。校長と教育委員会や先生から叱られるかも知れないが、いけない時は休めばいい。心と体が休息を求めている時だから。登校できずに苦しむ我が子を見る親も辛いだろう。そこで人生が終わるわけではない。明けない夜はないという。「学校がどうした」と笑いながら、子供が立ち上がる時を待って欲しい。

>学校では、休みが開けても出てこない子もいるだろうか。
その様な見方をするようになったので、その様な子供が増えたと認識されるようになった可能性があります。実際に相談に取っている範囲では、昔と変わらないように感じます。ただ、統計を取ったわけではありませんし、ただ休んだ子供の人数という意味での統計は、それほど意味を成さないと思います。
この記事では子供が学校に来ないと言うことしか行っていませんが、学校に来ないの中に、この世にいなくなる子供も出てくることは書かれていません。

不登校の児童生徒が増えてきている。
その様に言われています。きっとそうだと思います。私の所には色々な相談機関で解決できないと母親が判断して、来る場合が多いので、世の中の傾向を必ずしも反映していません。

>怠けたのではない。
子供はその本能から、学校に行きたいのです。その本能が機能をしない学校が現実にあるという事実です。

>なぜか分からないが、学校に行けない。
子供の心の仕組みが分かると、子供が学校に行こうとしない理由が分かるのですが、それを知ろうとしない大人の社会があります。つまり今の大人の社会を最優先して、その大人の社会に会わなくなった子供を問題視しています。

>そんな事例珍しくなくなった。
その傾向があるのかも知れません。

>学校に居場所がないと感じるのだろう。
感じるのだろうではなくて、感じているのです。なぜ感じているのか、子供の心の立場で考える必要があります。

>生まれも育ちも違う数十人が一つの部屋で過ごす時間は
これはおとなのかんがえかたをこどもにおしつけるかんがえかたです。子供にとってそれは問題ないのです。その一つの部屋、一つの建物にいる大人が問題なのです。

>なじめなければ辛いに違いない。
これは逆ですね。辛いからなじめないのです。

>子供のときは学校が果てしなく大きく見える。しかし、学校は社会の一部に過ぎない。
これは大人の感じた方で子供の感じ方ではありません。
学校は子供社会であり、大人社会の中にあってもその中身は子供社会でなければなりません。子供社会に大人社会の要素を押しつけることで、子供の一部に、辛くなる子供が出てきます。逆に伸びる子供も出てくることも事実です。

>校長と教育委員会や先生から叱られるかも知れないが、いけない時は休めばいい。
叱ること自体が、大人社会を子供社会に持ち込んでいることを示しています。
いけない時には、休むだけで不十分な場合もあります。それは学校で子供がどれだけ辛くなっているかによって異なります。休むだけで良い子供を安心して休ませてあげて欲しいと御願いしています。

>心と体が休息を求めている時だから。
これも大人の常識的な発想ですね。子供に関しては、体を休ませることにはそれほど意味がありません。心を休息させると言うことで、何を意味しているのか全く分かりません。学校を忘れさせて子供に楽しいことをさせることは含んでいないのではないかと危惧しています。

>登校できずに苦しむ我が子を見る親も辛いだろう。
子供は地獄の苦しみを感じて学校に行かれなくなっています。学校に行かなくて良いと分かると子供は苦しみません。子供が苦しんでいる時とは登校刺激を受けている時と考えてほぼ間違いありません。親が苦しむ時とは、親が持つ子供の姿と目の前の子供の姿との違いから、葛藤状態になっているのだと思います。

>そこで人生が終わるわけではない。
終わる子供も出てくることを知っていただきたいと思います。また命は生きていても、心は死んだ状態、またはそれに近い子供が出てくることも考えていただきたいと思います。

>明けない夜はないという。
これも大人の発想ですね。一部の不登校の子どもに当てはまる場合もあります。けれど多くの不登校の子どもには当てはまりません。この言葉は、他人事のように聞こえます。

>「学校がどうした」と笑いながら、子供が立ち上がる時を待って欲しい。
確かに待つだけで良い不登校の子供もいますが、子供は不登校をすることで親に助けを求めています。どのようにしたら助けられるのか、それが不登校問題の解決法です。それは子供によって(学校を拒否する反応の強さ)、そして親によって異なります。